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NO2767 吉田茂の対米従属そのまま現政権(6)

雄国沼の登山道案内

雄国沼登山道案内 9日(水)雨。県内各地に避難勧告が出ているが、幸い我が家の近辺はその恐れはない。私が吉田茂を許せないのは、アメリカの言いなりにサンフランシスコ平和条約、安保条約、行政協定で北方領土を放棄し、沖縄・小笠原の施政権をアメリカに譲り渡したことだ。

 

 マッカーサーが解任されてから5か月後の9月8日、日本はサンフランシスコで講和条約と日米安保条約に調印した。これも知らなかったが、講和条約はオペラ・ハウスで48か国の代表が調印して結ばれたのは知っていたが、安保条約の調印はSF郊外の米国陸軍第六軍の下士官クラブだったと。

 

 この事実はつい最近まで分からなかったというから驚く。つまり、場所からして誰も見ていない占領国の密室で相手は4人が署名し、日本側の署名は吉田一人だったと。なぜか、国民には明らかにできない秘密条項が条約にはなく、批准が不要な行政協定に移されたと。

 

ギンリョウソウ?

ギンリョウソウ? 今思えば、佐藤栄作がノーベル平和賞を手にしたいがために、沖縄返還の際に国民に説明できない内容を密約で隠したやり口と同じではないか。今も不平等なままの日米地位協定もそうだろう。吉田が同行した池田勇人に「この条約は不評だから俺一人で署名する」吉田にうしろめたさがあったのか。

 

 孫崎氏に言わせれば、行政協定のための安保条約、安保条約のための講和条約だったと。この条約に署名したのは48か国。すでに成立していた共産中国ばかりか中華民国(台湾)も招請されず、それを理由にソ連、ポーランド、チェコは署名せず、インドは参加を拒否した。

 

 ネルーはその理由を条約が日本にとって不平等になっていること、外国軍の駐留を認めている事、沖縄や小笠原は日本に返還されるべきだと。ともかくアメリカは米ソ対立や新中国包囲網を作り上げるために日本との講和を急ぎ吉田が唯々諾々と従ったのだ。

 

ニッコウキスゲ

ニッコウキスゲ  それ以上に許しがたいのは数年前に暴露された昭和天皇の沖縄を巡る発言である。昭和天皇は自らの地位と引き換えに成立した憲法第4条に「天皇はこの国事に関する行為のみを行い、国政に関する権能を有しない」とあるにも拘わらず、度々政治的発言をした。

 

 昭和天皇が戦前、戦中を通して自分の意思を政府や軍部に伝えていたことは,以前このブログで検証した。昭和天皇は戦後もそれをやめなかったということだ。その点、現天皇は自分の憲法上の立場を理解し、憲法に従った行動をされているとみていいのでは。

 

 マッカーサーの政治顧問シーボルトが「覚書」の中で天皇の顧問・寺崎英成氏が時日を指定し天皇の言葉を伝えるために氏を訪ね、「米国が沖縄をその他の琉球諸島の軍事占領を希望している事、日本に主権を残したまま、25~50年、或いはそれ以上の長期租借を望むと」天皇の言葉を伝えたというのだ。臣吉田を自認する吉田茂は我が意を得たりだったろう。これ以上の売国的発言はない。

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