26日(土)快晴。35度まで上がる予報だ。朝6時半頃だと車の通りはまだ少ない。学校が夏休みに入り、子供もいない。赤信号でも横断歩道を横切れる。誰もいない赤信号でじっと待っている日本人の話はドイツでも有名だと。レーナはそれもちょっとね。私は子どもがいない所では渡ります。フランスでは親がいかに赤信号を安全に渡るかを教えていると。国によって事情が変わる。
タイやベトナムでは信号はあってないようなもの。車は赤信号でも通過するし道路の横断は命がけだ。一番安全な国はニュージーランドだろう。信号そのものが少ないが、車は信号がなくても横断歩道に向かっている人を見れば必ず止まって歩行者をやり過ごす。ルールをきっちり守るのがNZ人だ。
6年ぶりに開かれた国連人権委員会が24日、日本の人権状況に関する最終見解の発表があった。在日韓国人らに対する「ヘイトスピーチ」差別を煽る全ての宣伝活動の禁止を勧告。また従軍慰安婦問題についても人権侵害の調査と加害者の刑事責任の追及を勧告。
ブリンチャンの商店街
特定機密保護法についても「秘密の範囲が曖昧」と懸念を表明。福島原発事故については避難指示区域の解除に問題があると指摘。袴田事件にまで触れ、死刑制度廃止の検討を求めた。国としてどれを取り上げても日本の恥だが、安倍内閣は恥ずかしいとも思わない。
恥ずかしいと言えば、先日報告した情報公開度(世界59位)もその一つ。日本で国立公文書館ができたのが71年(米国は34年)職員数を見てもアメリカ2500人、韓国300人に対して日本は47人である。年間10数万件の文書が増えているというのに。公文書管理法の施行が11年4月の民主党政権下だった。
30年経った文書は原則公開という制度もあるのだが、公開するか否かは政府の判断次第だ。新潟情報大の吉澤教授らが求めている日韓国交正常化交渉に関する外交文書の公開請求について昨日、東京高裁は逆転判決を下し、竹島問題などを不開示としてしまった。
朝から辛そう
その理由がふざけている。「開示すれば他国との信頼関係の維持に悪影響を及ぼすと考えられるものが含まれている」要するに司法が行政を慮っての判決である。50年も前の記録を隠さなければならない理由などない。情報公開法や文書管理法の趣旨に適合するかどうかを判断するのが裁判所の役割だろうに。
12年の地裁判決「公開しないと約束していたなどの事情がない限り、他国との信頼関係が損なわれるとは言えない」の方が、はるかに説得力を持つ。日本の裁判所のおかしなところで、司法の独立がきちんとできていない。安倍政権は立法(国会)に対しても不遜だ。
日本人の権力に対する向き方が江戸時代以来「長いものに巻かれろ」が染みついている。愚民化政策の成果で役人や政治家は国民を舐めきっている。「後期高齢者」等と呼んで侮辱したかと思えば、今度は「熟年高齢者」と名前だけ変え、中身はそのまま。国民はこれでも怒らないのか。
続きを読む