タナラタ中学校の食堂
27日(日)昨日は36度を超え、猛烈な蒸し暑さだったが、室内にあってエアコンなしで凌いだ。今日ははるかにしのぎやすく、風が吹き抜けていく。汗だくながら庭の草取りができた。流石に疲れて昼寝をしてしまった。起きたら、文理高校の甲子園出場決定。
最近PCに化け文字が出るようになり、特にロイターのニュースが全て化ける。今日に限って読めたと思ったら「平和主義か産業保護か、武器輸出規制に揺れるドイツ マレーシア機撃墜で議論に」という長い記事。日本の将来に関わる大きな問題だと理解した。
レーナは今日、ルフトハンザ機で帰国していった。ウクライナ上空は通らないとのことで安心している。あの非道なマレーシアの旅客機撃墜は許せない。ロシア系勢力区から発射されたミサイルは独仏製で70年代にフランスからシリアに輸出されたことが判明した。
中学校脇の幼稚園
武器輸出3原則を投げ捨てた倫理無き安倍政権だからこそ他人事ではない。ベトナム戦争の際、米軍機が先端にソニー製の精巧なカメラが取り付けられ、軍事利用されていたことが判明し問題になったことを思い出した。安倍は何も感じまいが、私は心が痛んだ。
今回の撃墜事件がドイツ国内で議論になり、経済相が「たとえそれが軍需産業に携わる8万人分の職を減らすことになったとしても、武器輸出を制限する」と約束、「世界の主要輸出国にその名を連ねている事は「不名誉だ」と述べたという。武器輸出国としての最低限の倫理観ではないか。
これに対し、軍需関係者は「顧客が他国に奪われるだけ、世界が安全になるわけでもない。雇用とノウハウが失われるだけ」と。これが企業の論理だろう。民主主義とは企業の論理を政治がどれだけ抑えられるかの問題だと思う。世論調査では三分の二が政府支持だという。日本なら逆転だろう。
幼稚園の近くのモスク
北が又ミサイルを発射したが、マスコミはただ危機感を煽るだけで、結果的に安倍政権の軍拡路線を支持するよう世論を後押ししているようにしか私には見えない。日本のミサイルが何機あり、日本の軍需産業の実態がどうなっているかなど、何も報道しない。
原発の安全神話を振りまいて54基も建設を許して、福島事故を経て原発ゼロ論が盛り上がれば、雇用はどうするのだとくる。日本の軍需産業だって、三菱重工をはじめ、数百、数千社に及び、そこに雇用される人々は当然いる。武器三原則放棄でそれは確実に増えていく。
原発再稼働や武器生産は政治家の倫理観の問題でもあるのだ。ドイツや日本の技術の高さは世界中の人が認めるところだ。日本が本格的に武器生産を始めれば、あっという間に世界を制覇するのは目に見えている。その時、安倍政権のような倫理無き政権でいいのか。
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