我が家のカボチャとトマト
28日(月)快晴。昨日と同じ様な爽やかな天気。川内原発のある鹿児島県と薩摩川内市が原発の5キロ圏内の住民にヨウ素剤を配布したとのニュースはどう受け止めればいいのか。原発がある以上、事故に備えて配布は当然だとしても、県や市が税金で配るのか?
新潟県でも問題になったが、これは明らかに電力会社の施設から出る毒物への対策なのだから、電力会社の負担ではないのか。もっとも、電力会社に負担させても電力料金にかぶせるだろうから、いずれにせよ被害者負担になり、おかしな話だ。原発撤去がベストなのに。
放射能廃棄物の最終処分場はおろか中間貯蔵施設の建設もままならないのに、原発再稼働の話だけが進んでいる。再稼働すれば各原発の使用済み燃料プールは数年で一杯になる。高速増殖炉もんじゅの再稼働の見通しもない中で、六ヶ所村での再処理も意味がないのは明らか。
百日紅も咲き始めた
膨大な量の使用済み燃料の行き場がない、仮に見つかったとしても、それらの核ゴミ処理のために莫大な経費を要することが分かっているのに、アホノミクスのために原発再稼働だと?目の前にある経済問題の為にだけ原発を動かして危険を孫子の世代に残す!?
あり得ない選択を安倍政権はやろうとしている。動かすことが前提なら、ヨウ素剤もそうだが、テロ対策、飛行機墜落対策、皆が怖れている北朝鮮からのミサイル対策、果ては核シェルターの話まで、あらゆる対策のコスト計算も必要だろう。それでも採算が合う?
それでも原発の方が安いと言い張るのか。私は何度か柏崎刈羽周辺を車で走っているが、単純な鉄条網が張り巡らされている脇を一般道路が走っている。誰でも容易に侵入可能だし、大規模な警備隊が常駐している話も自衛隊が守る態勢になっているという話も聞かない。
ベランダの命の朝顔も
一度は原発がゼロになった時、停電だ、なんだとあれほど国民を脅した政府や電力会社が今も同じ状況なのに、ニュースにすらならない。電気は足りているのだ。先日、知人の元市会議員Sさんのブログに自販機の話が載っており、質問したら詳しく教えてくださった。
日本の自販機は全国に500万台(00年)あり、一台当たりの平均消費電力を1kwとした場合、1×500万で500万キロkw。つまり、福嶌原発1~6号機の合計(469万kw)を上回る計算だと。海外を旅した人ならお気づきだろうが、自販機が路上や公共施設にもある日本は異常だ。便利ならいいのか?
私はよほどのことがなければ自販機は使わない。帰国したドイツ人のレーナはフランクフルトからベルリンの自宅に帰省するときには飛行機は使わず、列車にこだわる。環境のためだと。そのことで、友人と論争にもなると。我々日本人も生活を見直すべきではないのか。24時間営業、過剰包装、過剰競争などなど。
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