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NO2792 教育に自由を(3)

焼きそばとスープ麺

焼きそばとスープ麺 2日(土)快晴。今日の午後から3日間の日程で「全国生活指導研究会」全国大会が新潟市の朱鷺メッセを会場に開かれ部外者ではあったが参加してきた。戦後、米ソ冷戦、新中国の誕生、朝鮮戦争と続く中で占領軍の方針転換により、日本の教育も右旋回していく。

 

 敗戦直後の教育の民主化がそのまま進めば、私などは時代の寵児となり、校長にでもなったかもしれない。そうはいかず、文部省の教育政策に対峙する形で民間教育団体と称する自主的な団体が次々と教科別に結成された。私が所属する歴史教育者協議会は49年の結成である。

 

 私が加入したのは70年代の初めだが、全国大会ともなれば3000名を越す会員で熱気あふれんばかりの雰囲気だった。教科外で「一人ひとりの子どもの現実に即して、彼らが人間らしい生き方を営むことができるように援助する」を目標に59年、全国生活指導研究会が結成された。

 

具だくさん麺

具だくさん麺 今日の参加者は1000名に達していただろうか(実際は600名ほどだった)。現在、実質的に全国大会を開いているのはこの二つの団体だけではないか。故に文科省から敵視されている。当初は出張扱いで日当や旅費さえ支給されていたが、今や出張扱いはおろか、年休を出させられるとか。文科省主催か教委主催でなければ研修会と認めない。

 

 今日の全体会での竹内常一氏による「新自由主義と教育基本法改正以後の教育改革」の話は「子どもに全国学力テストや地方自治体の学力テストを課し、学校、学級、個人ごとにテスト結果を競わせ、行政命令・行政指導を通じて教育・学校に介入するもの」だと。

 

 その後、私は「子ども集団づくり実践講座」10分科会の内、新潟の女性教師の報告「保護者との関係づくり」分科会に参加。これが何とも素晴らしい報告だった。私が今更聞いても役に立つわけでもないが、若い教師が親や子どもとの関係づくりに何故悩むのかに興味があった。

 

簡単に店を閉めるレストラン

簡単に店を閉めるレストラン Y39歳、独身と自ら名乗り「親と対等に話す資格はない」と言いつつ、時折涙しながらの荒れた子どもや親とどう向き合って乗り越えたかの報告は迫るものがあり、新潟の誇りとさえ思えた。自分がやってきたことと大いに重なる部分があり、共感できたのである。

 

 何より「自分をさらけ出す」ことが、固く心を閉ざしている生徒や親の心を開くのだということには十分な説得力があった。私が言いたかったことでもある。彼女の素晴らしさはもう一つ。冷静な観察眼であると観た。担任になって2か月が勝負だというのもいい。こんな先生が校内に複数いれば、学校は変わるのだが。

 

 そして、謙虚に職場の仲間に支えられていると言っていたが、私の見るところ、職場の仲間を自分に惹きつける力量が彼女にはある。ダメ校長の下でもやりきれるかどうかが課題あろう。暗い話しか聞かない昨今の教育現場で、久しぶりに希望の持てる話を聞いた。ガンバレY先生!

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