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NO2793 教育に自由を(4)

全生研大会要項

全生研大会冊子 3日(日)快晴、暑い。西日本は大雨、新潟にも雨が欲しい。今日も全生研の分科会に参加。1~21の一般分科会に分かれて議論する。北は北海道から南は沖縄まで、私は「荒れ・暴力・いじめの指導と集団づくり」中学校の分科会に。5人づつ三つの班に分かれて議論。

 

初めに山梨大学の先生が「荒れ暴力・・」をどういう問題と捉えるか、指導の視点等について基調提案。それを班ごとに議論する。私は部外者のようなもので、できれば発言しないでと思ったが、5人班では逃げられない。会員の視点とはだいぶ違う視点になった。

 

私は要旨「全生研の教師は素晴らしい。間違いなくクラス、学校は立ち直るだろう。しかし、私には対象療法にしか見えない。その教師がいなくなれば、また元の木阿弥になる。根本的解決にならない。日本の学校のシステム改革に取り組まなくていいのか」と提起。

 

分科会の様子

分科会の様子「日本の学校は余りに学級担任の力量に頼り過ぎ、負担が重い。欧米やタイでさえ学校の荒れに対してはカウンセラーや管理職が対応している」と。これに対し、大学の先生は「私もドイツを研究しているが、ドイツはむしろ日本の対応に注目している」と一蹴された。

 

私はシステムとして本来どっちが正しいのかと言いたかったのだが、それ以上は反論しなかった。続いて滋賀県から大荒れ校の生徒や親と学年としてどう向き合って、無事卒業させたかの学年主任による報告。10数年前の自分を思い起こさせる内容で身につまされた。

 

いずれにせよ、日本ほど真面目で献身的に取り組む教師は世界に類があるまい。自腹を切って(私は参加費5000円と交通費、書籍購入で7000円程度)で済んでいるが、他県からの参加者は交通費に宿泊費である。他の職業でこのようにして研修する職があろうか。

 

分科会の様子

分科会の様子 そもそも自民党が敵に仕立て上げた日教組、全教組にしても、本来は労働条件の向上を目指すのが筋だが、運動の主要な柱に「教え子を再び戦場に送らない」をスローガンにした教育研究組織がある。支部、県、全国大会がある。これも世界に例がないと驚かれる。

 

Y先生をはじめ、優れた実践が成立するには教師個人の発想の自由は勿論、学年内、学校内の合意がなければ成り立たない場面は多い。学校の荒れを収めるには主義主張など問題にしてはいられないから、管理職は協力せざるを得ないという環境もあるのである。

 

安倍政権が進める新自由主義に基づく競争主義や上から目線の管理強化は現場の良心的な取り組みの基盤を崩しかねないし、まして社会科など教科の実践には教科書内容や授業方法、自作プリントや資料集の選択などに対しても、校長を通して介入が予想されるのだ。教育の自由が失われていくことは、学校が荒れていくことだ。

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