• 海外赴任時の車の売却はJCM

お気に入り一覧 お気に入り登録 お気に入り解除

NO2795 六ヶ所村再処理工場の危険(5)

1月のひまわり

ひまわりは種を食べる 5日(火)猛烈な暑さ。朝5時の段階で28度もあった。今1時で34度。3時からテニスである。中国の地震の犠牲者が増え続けている。いかに嫌韓、嫌中とはいえ、先日の韓国旅客船の転覆事故や今回の地震に対してもネット上で悪罵が飛び交っている。日本の恥だ。

 

セラフィールド再生工場の汚染実態が明らかになったのは、83年11月の地元テレビ局のドキュメント番組で、工場から3㎞南にある人口2千人の村で10歳以下の幼児の白血病の発生率が全国平均の10倍だったこと、9㎞離れた民家からプルトニウムが検出されたと。

 

工場の運転開始から30年後であることに注目したい。放映後の翌日、英政府はブラック卿を長とする調査委員会を立ち上げるが、翌年出された報告書は白血病10倍の事実を認めながら、「再処理工場との因果関係は認められない」と。日本の原子力ムラと同じ構図が。

 

蜂の巣

蜂の巣 しかし、日本と違うのは、調査委員会のメンバーの中から異議を挟む形で、父親が再処理工場勤務であったこととの関係や工場周辺の子どもたちとロンドン在住の子どもたちを比較し、歯に含まれるプルトニウムやストロンチウム90の量の差などが次々と明らかに。

 

日本との関係では、英国核燃料公社は関西電力の注文に基づき、セラフィールドにある実証施設で高浜原発3号炉用のMOX燃料ペレットを製造、99年9月、品質管理のためのデータがねつ造されていた公社職員の内部告発で発覚、高浜のプルサーマル計画は延期に。

 

さらに許せないのは、この事実関係を旧通産省や関西電力が英国公社から報告を受けていたにもかかわらず公表せず、MOX燃料の利用計画を強引に進めようとしていたことが発覚するに及んで、計画が中止されたことである。これを伝える朝日の記事も突っ込み不足。

 

ミツバチ用の巣箱

ミツバチ用の巣箱 小出裕章氏の著書によれば、この工場からはこれまで120万キューリー(放射能の単位がいろいろあって素人には分かりづらい。広島原爆の400倍だと)を超えるセシウム137がアイリッシュ海へと垂れ流されたと。対岸のアイルランドや国会は工場の停止を要求。

 

次に仏国ラ・アーグ再処理工場を見てみる。この工場はフランス北西部ノルマンデイー地方のコタン半島中央の高台にある。61年から計画され、軍事用プルトニウム抽出が目的で、抽出を開始したのが76年だという。こちらも被爆事故が続いたが、日本では報道なし。

 

90年に海外顧客用(日本とドイツ)の新たな工場が完成。日本の電力会社はこれまで2900トンの再処理を委託、すでに完了。再処理に伴って発生した高レベル廃棄物(ガラス固化体)は95年から日本に返還され、現在六ヶ所村に1310本が貯蔵されていると。知らなかった。

続きを読む

続きを読む

このブログの最新記事

これで漏れ無し!海外赴任前の準備方法

チャートとチェックリストを使って、
海外赴任前の準備項目を確認しながら情報を収集して準備に備えましょう!

海外赴任準備チェックリストを確認する

書籍版のご案内

海外赴任ガイド 到着から帰国まで

書籍版「海外赴任ガイド」は各種ノウハウや一目で分かりやすい「海外赴任準備チャート」などをコンパクトな一冊にまとめております。海外赴任への不安解消に繋がる道しるべとしてご活用ください。

書籍版の詳細

プログライターの方

海外赴任ブログを登録する

あなたのブログを登録してみましょう!

プログライターの方

海外赴任ガイドのSNS

Twitter アカウントをみる

たいせつにしますプライバシー 10520045