KLのヒンズー寺院
8日(金)昨夜来の久しぶりの雨で気温が10度も下がった。私は読んでいないのだが、朝日新聞が従軍慰安婦問題報道について過去の記事を再検証し、一部記事の誤りについて謝罪したらしい。その件を巡って産経などは鬼の首でも取ったかのように騒いでいる。
韓国済州島で自ら強制連行したと証言した吉田清治なる人物のこと。彼の証言がウソだったことはもう10年以上も昔のことで、とうに決着したものと思っていた。私は彼の証言を引用したことはない。橋下徹大阪市長も便乗して「私が記者ならすぐ辞職」と得意そうに語っている。自分の発言忘れたのか?
吉田証言がウソだからとて、従軍慰安婦の事実が消えるわけでもない。自民党の石破幹事長などは朝日記者の「国会招致」まで言い出した。あの戦争で戦地経験者なら誰でも知っている慰安所の実態を否定したいというなら、自分たちこそ証拠を示せと言いたい。
ヒンズーの儀式
国連人権高等弁務官のナバネセム・ピレイ氏が6日に出した公式声明は「旧日本軍の慰安婦被害者に対する人権侵害は今でも続いている。日本の一部の人々が彼女らに大きな苦痛を与えるような発言を継続しているのに、なぜ日本政府は何の反論もしないのか」と。
ピレイ氏に申し上げるとすれば、「日本政府そのものが先の戦争の侵略性を否定し、南京虐殺も重慶無差別爆撃も従軍慰安婦の存在も認めたくない人々ですから」と。ピレイ氏は「性奴隷問題に対して包括的かつ公正な、永久的な解決策を講じることを勧告する」とも。
日本の再処理施設は77年に運転を開始した東海再処理施設だが、この施設の処理能力は年間210トンだが、稼働率は20%未満だと。六ヶ所村の再処理施設の処理能力は年800トン。が仮にフル稼働したとして、1トン当たりの再処理費用はおよそ4億円になるのだと。
寺院内部
稼働率が東海並みの20%ならば、トン当たり20億円だと。今まで英仏に再処理を委託してきたが、トン当たり2億円、日本で処理する半額。経済性を無視しても全て電気料金に転嫁するのだから何の痛痒も感じないと。全原発から出る使用済み燃料は年1000トン。
つまり、仮に再処理施設がフル稼働しても、政府方針通り全量処理は出来ず、使用済み燃料は溜まり続けるということ。おまけに全国の原発から搬入される使用済み燃料を貯蔵するプールも間もなく満杯。原発再稼動なら、各原発の貯蔵プールも数年で満杯になる。
元々六ヶ所村再処理工場は97年12月に操業開始の予定だった。トラブル続きで20回もの計画変更を繰り返した末に11年の3.11である。もはや、再処理に固執する理由は、核兵器の材料であるプルトニウムを独自に取り出す力をつけたいという軍事的要請だけである。政府はプルトニウムの保有が抑止力になるなどとたわごとを述べている。核燃サイクルを放棄することこそが正しい選択である。
続きを読む