キャメロンは蝶の宝庫
11日(月)曇り時々雨。台風は大した雨ももたらさず、通り過ぎて行った。午後2時過ぎ青空が広がる。暑さが再び戻りそうな気配。今日は家内の病院の日。予約を入れて行っても、結局半日かかる。トマトもそろそろ終わり。今年は旬の野菜を目いっぱい楽しんだ。
渡辺満久氏によれば、同じ下北半島に位置する東通原発や大間原発の地質調査にも重大な疑義があると。震災前は原発の安全審査は保安院と原子力安全委員会があたっていたが、電力会社の提出したデータによって間違った活断層の認定や評価が行われた疑いがあると。
氏は「能力と識見のある研究者であれば、問題点の多くは容易に見抜くことができるレベルのものである。しかし、変動地形に関する知識が十分でない『専門家』であれば、電力会社同様の誤りを犯す。これが日本における『安全審査』の実態である」という。
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例えば、「安全委員会の部会で東通原発一号機の原子炉設置申請に対する審査を担当したのは、島根原発と大間原発で審査ミスを繰り返していた活断層の「専門家」である。実際のところ、活断層評価がどういう結論になるかは、「科学者や専門家」の顔ぶれでわかる」と。
「彼らは、活断層を過小評価して原発や関連施設を安価に作れるようにすることが、自らの“使命”であると信じ込んでいるのであろうか?科学者としての良心を疑われても仕方がないだろう」と。事実を伝えきれないマスコミの責任も重大であると指摘している。
あの震災を経験してもなお現在の規制委員会の部会等に名を連ねて恥じない『断層カッター』等の御用学者が現在も安全審査に関わっている事実は信じ難い。私は新聞投書で新潟県県技術委員会の交替を求めたことがある。私の声が届いたとは思わないが、断層カッター氏等は交替したが、過半数はそのままである。
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六ヶ所村の核燃サイクル施設の運営主体は日本原燃という会社で原発を持たない沖縄電力を除く10電力会社の出資で設立された。勿論筆頭株主は東電で、株式の20%を占める。従って社長は代々元東電の副社長が務める。いわば東電と一心同体ともいえる会社である。
「最悪の核施設・・」の共著者でルポライターの明石昇二郎氏は六ヶ所村の核施設がいかに経済的に破たんしているか。全て再処理すると、30年までに18兆4千億円、20年までに原発をゼロにして出た使用済み燃料を全量地層処分すると8兆円台に収まるという。
原発を止めるのが早ければ早いほど、再処理をしなければしないほど安く済む計算になると。こうしたコスト計算が今まで国民に一切公表されてこなかったことが問題で、建設費が2兆2千億円。今動いていない再処理施設も維持費が年間1100億円もかかっているという。
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