CH3月の果物
3日(火)快晴。円がついに105円を超えた。マスコミは円高でやれ産業の空洞化だ、雇用の喪失だとあれほど騒いだのに、原油をはじめ、あらゆるものを輸入に頼る我が国にとって円安の方が国民生活に大打撃なのに、何も騒がない。政府の政策だから批判しないのか、疑ってしまう。
円安でぼろ儲けできるのは、輸出産業の自動車や家電製品メーカーだ。安倍政権の経済政策で目に見えて成功しているのは円安と株高ではないか。喜んでいる層は大企業と大株主など金持ち層だ。そもそも、自分の国の貨幣価値が下がっているのに喜んでいる不思議な国だ。
元々この政権は2%の物価上昇を目標にあげ、紙幣をジャブジャブ印刷し続けているわけだから、達成できたのは先の2つに加えて物価高だけではないか。庶民にとってはこれが一番迷惑なのだが、マスコミはこのことについても天候のせいにして、詳しく報じない。安倍がマスコミ幹部と酒を酌み交わしている成果が出てきた。
CH郊外の田舎料理もこの豪華
最近特にそうだが、政治家の言葉ほど軽いものはない。自民党の高市早苗政調会長。ヘイトスピーチではなく、国会包囲デモ規制について「批判を恐れず、議論を進める」とタンカを切ったのに、一日で撤回して平然としている。批判を恐れずに何を恐れたのだろう。
篠田新潟市長も、前回選のマニフェストで「市長職は連続12年でけじめ」と明記してあったのに4選に出馬だという。その言い草が、「3,11で市政をリセットした」とは笑わせる。リセットして欲しいのは革新のポーズをとりながら、完全に保守化した貴方の頭だ。
政治家の言葉の軽さの極めつけは首相たる安倍晋三である。考えてみるに、どう発言すれば国民の受けがいいかを彼は小泉元総理から学んだのではないか。小泉人気は国会答弁や演説の仕方でその歯切れの良さや自信たっぷりに断定的に答えるあの手法だろう。
山の斜面を活用したハウス農業
最近の安倍発言を思い起こしても、「私には国民の命と平和な暮らしを守る責任があるんです」「集団的自衛権を認めることによって、抑止力が強化され、戦争に巻き込まれる危険は一層なくなって行くんです」「再び戦争をする国になることは断じてあり得ない」
特定秘密保護法の危険性を指摘された時も「秘密が際限なく広がっていくという懸念は断じてあり得ない。全くありません」彼は絶対とか、全くとか、断じて等断定的な物言いが国民に安心感を与え、力強く感じることを知っている」要するに国民は馬鹿にされている事に気づいていない。
原発汚染水は完全にコントロールされている発言や消費増税は社会保障以外に使いませんなど、平気で嘘をつけるのもこの人の特徴だ。地元紙のコラム日報抄子は原発再稼働の動きに対し「まるで電力業界のアンダーコントロールにあるかのようだ」と皮肉っている。
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