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日本で英語教育・熱くなるより計画的に

最近、海外にある大学の学費の高騰や、経済低迷、円安。。。

と、息子と日本のインターナショナルスクールで同級生だった子供たちは今年受験な訳で、12年間高いインターの学費を払い続け、さらに海外の大学の学費を見て、プライスカードショックな人がかなりいるのではないかと、先週ふと思ったのです。


私も、アメリカに来て、私立大学の1年間、$60~70K(寮費・雑費込み)と言うお値段を聞いて、しかもそれを借金して大学へ行く人がいると聞いて、ビックリ!それならまだしも、一度就職し働いて、Phdを取るため、借金して、毎月200Kからの収入があるにもかかわらず、その学費等の借金の支払いで疲れ果てた~。なんて言ってる人もいて、なんか計画性がない教育ほど、恐ろしい物はないな。。。と思うのです。


なんたって、全世界、教育にはお金がかかる。より良い教育と思えば思うほどお金がかかる。


特に、12年間学費の高い学校へと言うのは、物凄い負担でしょうし、いくら会社の社長さんといえども、インターに子供を2,3人も通わせたらいったいどれだけの出費なのか?と考えると、その学費は軽くアメリカの大学(私立)の1年分の学費になるでしょう?


と言う事は、お子さん一人を12年間も大学に通わせられるほどの経済力がなければ無理、みたいな計算になりますよね。さらに、そこから留学ならば、総合(2、3人分)で払ってきたインターの学費が1年分の学費ですから、それをさらに4年間、プラス旅費生活費。を子供が3人いれば、X3の計算になります。


日本円にして何億円?って感じですよね。


教育に投資するのはいいですが、この学費で卒業後のリターンはどれだけ?と思うのは私だけでしょうか?


アメリカでもリターン(卒業後にどのくらい稼ぐ)は大学選びで参考にするところで、高い学費を払う意味を考えて大学選びを進めます。私も参考にしているPayScale をご覧になると、卒業後の給料がどのくらいか想像がつくと思います。


で、折角インターにて12年間英語で教育されて来たお子さんが、日本の大学へ行かれるケースが多いのも納得できます。プラスカードショックが原因である事もあるのかと。。。


でも私は思う。なぜ、「日本の学校に通う」では、英語で差がつくと思うのだろうと。。。日本の学校もピンきりで、よくよく見ると、国際学校と言われている学校には面白そうな英語のプログラムもあり、主人がリタイアする時、私は真剣に日本の国際学校も調べましたよ。


日本に居ながら、英語教育って言うとインターが一番先に来るみたいですが、前の記事に書いたように、そうでなくっても英語が流暢に操れる生徒もいるので、インターだけが道でないし、うちの経験からしたら、小学校からインターじゃ、余計英語が習得しにくいと思うのです。だって、クラスには英語が流暢に話せない子供ばかり。はっきり言って、その環境に私は不満でしたから。。。でも、何処インターも低学年のうちははそんなもんなんだと、あとから納得しました。


子供の早期英語教育ってメリットがそんなにあるものなのでしょうか?小学校、中学校と日本の学校で日本語で勉強して、英語の基本を習う中学くらいから、英語の資格勉強(日本の英検ではなく)を教える塾かなんかで勉強した方が早く安く、流暢になる気がします。私は。


ケンブリッジ英検でも、TOEFLでも、全て、英語で読んで、英語で聞いて、英語で答える。これに慣れるのに一番適してるやり方ではないかなって思うのです。中学で、日本の学校へ通いながら英語圏の英語資格に挑戦するだけで、凄く勉強になりますでしょうし、この英語圏の資格試験はどんどん難しいレベルに上がるようになっていますので、高校で高レベルを受験してパスできる子なら、留学も出来るでしょう。


大学から留学ならば4年間の学費、または、もっと賢く大学の交換留学を利用すれば、お金を節約できるはず。12年間のインターの高い学費はちょっと、、、と思うのなら、この勉強法が良いのでは?と思います。それプラス、日本の学校に通う事で母国語も完璧ですし、英語が上に乗っかるように入れられるなら、バイリンガルへの早道はこっちじゃないの?と思うのです。


どうして、膨大な学費を払ってまでインターなのだろう?とナンセンス!と思ってしまうのですよね。


英語はきちんと勉強のコツを得ていれば、中学からゆっくりスタートしても高校、大学と、インターに通っていたお子さんと同じくらいのレベルになるんじゃないかと思います。小さい時からバイリンガルを目指すのではなく、第二言語としての英語教育をおススメしてしまうのは間違っているのでしょうかね?時間かけて帳尻が合うなら、こっちの方が賢いやり方と、イチオシしたい気分です。しかも大学在学中にレベル的に変わらないなら、全然OKな世界。


もちろん、学校の勉強だけで英語が流暢になるわけではないのは、当たり前に私達も経験済みですし、それなりの努力と資金が必要でしょう。でも、リターンを考えれば、賢いやり方のほうがいいわけで、なしてそんなに幼いときからインターで英語?と不思議に思うのであります。


学力の問題、、、これはまた別の問題で、母語で教育が受けられる環境に居るのに外国語で教育するポイントは?と思うのです。これはドイツ人がインターに通う場合も同じです。先生の英語が分からなければ学べないわけで、徐々に英語を理解するから大丈夫なんでしょうか?インターに通ってる間の母語の勉強に塾を使い、学校では英語、、、大変ですよね。

きちんと運よく両方入る子供はいいですが、それもギャランティーでない。。。となると、危険を冒してまで英語だけに執着する事はないように思います。どの言語でも、数学、科学、社会学は学べますし。。。


他の国を見れば分かりますよ。まずは母国語。その次、外国語。それでも、高校、大学で第二言語は流暢に話せます。留学しても勉強についていけますし。


だからこそ、なぜこんなにもエネルギーかけて勉強し、日本人が外国語である英語に執着するのが私には分からないです。他の国の人達はもっと効率よく外国語を学んでいますのでね。

それが証拠に、娘の通う大学の日本語クラブの生徒は、日本の芸人並みのスピードで日本語を話すそうよ。3年目でそれくらいになるらしいですから、効率良くってこの事だろうと思います。


日本での幼児英語教育、低学年留学、キンダーからのインターナショナルスクールとトピックが目に入ると、毎回、首を傾げてしまう私です。計画的に、効率良く英語を学べるよう、立ち止まって考えるべきでしょうね。熱くなるより、計画的に!





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