ススキの仲間?
16日(火)快晴。朝歩いているといろんなことが見えてくる。西川の土手を歩きながら、空き缶などのゴミが少ないから、マナーが向上したのかと思ったら、毎朝ゴミ拾いをしている人に出会った。持っている袋は空き缶やビニール袋などで一杯だった。頭が下がる。
今夏決勝まで行った日本文理高校の制服を着た外国人生徒に時々会う。いつも二宮金治郎(一般的には金次郎)のように、本を読みながら歩いており、すれ違う時は黙って頭を下げる。私はおはようと返す。道路を横切るときは必ず横断歩道を渡る。見習うべし。今度声を掛けてみよう。
つくる会の活動は今や地方に移り、議会や教育委員会への圧力をかけることを目的にしているように見える。そのやり口は例えば西尾幹二・藤岡信勝著の「国民の歴史」や「国民の油断」(96年PHPから発行)を都道府県、市町村教委に5~6冊を送り付ける。
コスモス
西尾、藤岡の連名の手紙が二通添付されている。一通は教育長宛てで「教育委員に配布して欲しい」もう一通は教育委員宛てで、中学校歴史教科書を自虐的と攻撃し、「貴方様は採択の権限をお持ちだから、この本を勉強して、現場教師に惑わされずに」選べと。つまり、現場教師に採択に関わらせるなと。
某社の新聞記者がPHPに問い合わせたら、「つくる会が15000部買い取って教育委員会への発送を委託された」全国の教育委員の数は14000名でそれに教育長分をプラスして送ったようだと。受け取りを拒否した教育委員会にはつくる会支部や会員が「受け取れ」と抗議とも脅迫とも思える電話をかける。
この事実関係を00年に調べた「子どもと教科書全国ネット事務局長の俵義文氏はこの行為は独占禁止法で禁じられた違法行為だという。これを別の記者が「つくる会」に指摘したところ、「西尾と藤岡が勝手にやっていることで,つくる会とは関係ない」と答えたと。
一輪だけ、何の花?
つまり、違法を知りつつやっているということ。それに総額1000万円以上の経費がかかることからみて個人でやれることではないと。これはつくる会教科書の事前宣伝、事前採択活動に当たり、二重の違法行為だと。当時、作る会がワースト4とした教科書への攻撃が狙いである。
ワースト4とは当時占有率上位4社の東京書籍、大阪書籍、教育出版、日本書籍(この社が教科書から撤退に追い込まれたことは先日報告した)攻撃の内容は99年10月に産経新聞が連載した「教科書の通信簿」を各社別に詳しくしたもので、誹謗中傷である。それをパンフレットにして全国1万名をこえる会員に配布した。
つくる会は幹部を手分けして都道府県に派遣し、講演会、議員勉強会、懇談会、首長、教育長、地方議員団幹部、PTA会長などと面談して圧力をかけるという露骨な方法である。つくる会はその後内紛で分裂を繰り返し、教科書も育鵬社と自由社の2社から発行。二重三重の違法行為を平然とやる政治団体と化した。
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