山下・パーシバル会談
20日(晴)年金組合のご婦人には直接反論できたが、コメント欄にここで反論する。日韓関係がいつまでも解決できないのは65年の日韓基本条約にある。韓国併合条約の評価を巡り韓国はNull and void(無効)を主張、日本はalready(もはや)を入れて曖昧にした。それが糸をひいている。
交渉の過程でもめた歴史認識と竹島の扱いについて、「解決せざるを持って解決したとみなす」という丁・河野(一郎)密約によって、問題を先送りにしただけ。日本は今でも麻生太郎(安倍も)等が韓国併合は合法的だったという立場だから謝罪が終わっていないと韓国側にみなされている。
35年間の支配が合法的だというなら、強制連行も慰安婦も日本の国内問題になってしまう。しかも、あの日韓条約の交渉における日本側の傲慢で横柄な態度はしばしば交渉の中断を招き、朴正煕(今の大統領の父)は「慰安婦など個人の補償は韓国でやる」と発言して、交渉を決着させた。
日本から受け取った無償3億ドル、有償2億ドルは個人補償に使われることはなく、韓国経済復興のための道路や港湾、鉄道に消えた。(しかも日本企業が先回りして工事を受注)それは韓国国内の問題であろうが、そもそも軍事独裁政権が慰安婦など個人の問題を国家が代わって請求権を放棄するなど許されるはずもない。
現代史中心の中学歴史
新潟国際情報大学の吉澤文寿教授らが情報公開を求めている日韓条約交渉記録が明らかになれば、とんでもない話が出てくる可能性がある。その一端を暴露した当時の韓国外相・金東祚氏の「韓日の和解」はまともな日本人なら恥ずかしくて読めない。居直り強盗だ。
日本人はもう一度1910年(実質は1904年の日露戦争)以後、敗戦までの35年間に韓国で何をやったのかを学び直すべきだ。閔妃暗殺、強制連行、創氏改名、日本語の強制、朝鮮神宮への参拝強制、朝鮮語の禁止、土地調査名目の取り上げ、揚げればきりがない。
それを安倍や麻生のように「日本はいいこともやった」などとよくも恥ずかしげもなく言えたものだと思う。つくった道路や港、鉄道や工場、朝鮮人の為を思って作ってやった?結果として残った「財産」は今韓国の役に立っているから、いいこともやった、と言えるのか?
櫻井よしこは「日韓条約を決断し、韓国経済の発展に寄与した朴正煕元大統領は立派な政治家だが、その娘の現大統領はろくでもない人物だ」と。少なくとも確かに言えることは朴正煕はクーデターで誕生した独裁政権で現大統領は選挙で選ばれた。これがFactだ。
現大統領は就任に当たり、父親の独裁政治で犠牲になった人々に謝罪した。そして、日韓関係の発展のためには「歴史認識を共有することがなければならない」これにも私は同感だ。私には多くの朝鮮人の友人知人がいる。私たちの交流の価値こそ未来に繋がる。
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