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NO2858 ドイツの労働事情に学べ(2)

整然とした日本のスーパー

整然とした日本のスーパー 7日(火)台風一過、秋晴れの中でテニス。日本人の労働に対する考え方、働き方そのものは本当におかしいと思う。私自身も退職して、諸外国の人々の働き方をみて知ったことも多い。なぜかと考えると、先ず思い浮かぶのは権利意識の弱さではないかと思う。

 

 江戸時代までは家内工業の中で家族的な労使関係で、「働かせてもらっている」と考えるのは自然で、それが悪いとは言えないし、思わない。明治になって、欧米から近代工業が導入された時、労使関係も資本主義的な近代的な関係になるべきであったのにならなかった。

 

 戦後、ようやく労働三法をはじめ、近代的な労使関係が法律上保障されたにもかかわらず、経営者にも労働者にも十分に浸透したとは言えない。「俸給」「給料」という言葉そのものに、労働の対価として賃金を「得る」、「払う」ものではなく「いただく」ものだった。

 

ゴミを生み出すトレー

ゴミを生み出すトレー ドイツ人のGさんが日本のサービスは世界一だと言ったことを、熊谷徹氏も書いている。「他人を出迎える人は必ずお辞儀をし、営業者は満足する商売に向けて努力し、修理屋さんは親切でレストランのウエーターは走り回り、誰もがお客を待たせた時にはお詫びをする」

 

 「大変お待たせしました」というドイツ語はないという。全てのお店は平日午後6時半に店を閉め、土曜は午後2時に、日曜日は全日閉店がルールだったのが最近制約がなくなり、遅くまで開いている店も出てきたが、日曜日は休み、24時間営業のコンビニはないと。

 

 こうした考えはサービスの提供者は労働者であり、労働者の権利だと考えるからだという。日本的経営やサービスが世界に広がりつつあるのはNZでもアジアでも感じることが多くはなったが、7日~10日位は突然店を閉めるのは当たり前のように行われている。


今日は86円火曜市 

今日は86円火曜市 そのことの是非は一概に言えないとは思うが、どう考えても日本の単身赴任、サービス残業、過労死、ブラック企業等という言葉がまかり通る社会はおかしいと考えなければならない。法で保証された有給休暇や育児休暇でさえ自由に取れない日本はおかしくないか。

 

 労働に対する考え方の違いは他の分野にも及ぶ。今年のワールドカップでイギリスのテレビ解説者が「日本の選手は勤勉で、技術力が高く、団結力が強いが、落ち着きや決断力が不足だと。中盤でパスを回し過ぎていて、ゴールを奪うことに集中できていない」と。

 

 飲み会での議論でもドイツ人は政治からスポーツまで、どのトピックでも話し合えるし、自分の意見を言うのに対し、日本人は自分の意見を言わない。討論とは敵を討つと考えるのではなく、娯楽に近いものだと。だから意見が大きく食い違うほど楽しいと考える。学ぶべきではないか。

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