アート学生のうちの娘。
ドイツからアメリカに来たばかりの彼女のファッションは、男の子から見ても違う国から来た子供に見えたと、娘のボーイフレンドが言っていました。
今年のテキサスは涼しくなるのが少し早いのかな?先週、娘が洋服を取りに帰ってきました。UTからメガバスを利用して、往復、$12くらいで帰って来れますので、とっても便利だと思っています。州立の良いところは、旅費も安くって済むところ。何かあれば、次の日に帰宅可能なところではないでしょうか?
あれだけ、着る物にこだわりのあった娘なのですが、娘の学生ファッションは、Sports Athorityなどで売られているランニングショーツに、Tシャツ、スニーカーとすっかり、周りに同化するスタイルになりました。
と言うのも、私の強い勧め「主婦の知恵」があって、洗濯の量を減らしたければ、皆と同じTシャツ、短パンに限るよ!とアドヴァイスを聞き入れての事と思います。娘は11年生から自分の洗濯物は毎週自分でしてましたし、毎週の洗濯を通して私の言ってる事が理解できたのでしょうね。準備はしておくものですね。
娘も言っていましたが、大学で一番差が出るのは勉強ではなく、生活の仕方だと。だらしない子供は本当にだらしなく暮らすようですよ。スケジュールに始まって、洗濯まで。。。
娘がムカつく~!と言ってた事件は、一人で全階のランドリーマシーンを占領していた子がいたそうです。娘の寮はオナーズ女子寮で、小さな古いビルディングなので各階に2台ずつしかワッシャー/ドライヤーが置かれていません。しかも、その子、娘の寮の生徒ではなさそうだと言う事。洗濯物のバイトでもしてるのか?と思いますよね。いずれにしてもマナーが悪い生徒のようです。
リサイクルも、娘はオンラインで買ったものが届くとその場ですぐに段ボール箱を解体し即リサイクルにするそうですが、外にあるリサイクルボックスに段ボール箱が入れられてるのを見たこと無いと言ってます。
たぶん皆リサイクルしないのでは?と思うと、娘。
ドイツにいたためか、リサイクルは国民の義務だと思って育ってきてますので、アメリカ、特にテキサスの感覚が良く分からないようです。私のサブデビジョンも、リサイクルビンにダンボールが入っている事の方が少なく、蓋からはみ出したダンボール箱は、普通ゴミの大きなビンから顔を覗かせてます。テキサスって、やっぱ、アメリカン・アラブな土地よね~!と思うのであります。恥るべきですよね。笑
話は元に戻しますが、気候の良い地域の学生ファッションである、Tシャツ、短パンは何も洗濯だけではなく、大きなキャンパスを歩いて移動するには、こんなに機能的な服装はないと言って良いでしょう。
ジュニア、シニアと高校時代はひたすらクラスランクをあげるのに忙しかった娘は相当運動不足だったのでしょうね。大学に行ってすぐは、体の疲労が激しく、ヘルスサービスの専門家に相談に行ったくらい。先週帰ってきた娘の足についた筋肉に驚きました!
私は、「やっと、足らしい足になったね!」と喜びました。笑 「だって、半端なく歩くもん!」と娘。
もともと華奢な娘は細いのはいいけど、筋肉のトーンがまるで無い、つるんとした細長い手足で、なんか若さに欠ける体でした。フランクフルトで最後の健康診断をしたときに、領事館所属のドクターにそれを指摘されたくらい。笑 モノトーンな手足でした。
それが、足に筋肉がつき、知り合いの子供がランナーだと思ったらしく、一緒に走ろう!とお誘いまで受けたとか。笑 とにかく、大きなキャンパスは運動不足の解消になるのだと改めて知り、良い事だと思っています。
行動力。これも大学で身につくものなんだと思います。娘は今3Dのコースを取っていますが、これが意外に材料集めに時間を費やすようです。UTは近くにショッピングセンターがあり、バスも学生証をスワイプすれば無料で乗れますので、足が不便な事はないのですが、材料集めに一つのショップで事が済みませんので、あちこち歩きまわるようです。娘曰く、3Dは金がかかる!だから私は2D~!と。その通りで、美術は材料費にお金がかかります。
私立の学校がどうなのだか分かりませんが、州立は全部実費、紙さえもくれないそうです。授業料がお手ごろでも、材料費があるので、結局高くつきますよね。なので早くバイトしろと言ってます。
週末は自分で食料品を買いに行ったり、美術のコースに使う材料集めたり、色々と一人で行動しているようです。以前よりだいぶ逞しくなってきていますよ。これも揺るぎの無い目標があるからなんだと思います。ゴールを定めて動くことはとても大事ですよね。
そうそう、主人の友達の息子さんで、息子の友達でもある一つ上のお子さん。アカデミック・プロベーションだとか。。。ご両親はDCに今いますが息子さんは北東部の学校へ進学されたようで、のびのびしすぎたんでしょうね、Dを取ってしまったらしいです。
高校のシニアまでは親の監視下にありますが、その間に監視しなくってもできるメンタリティーを付けておかないと、折角アカデミックに出来ていても、パーティーし過ぎや、生活がだらしなく自分でスケジュールを作れなかったりとか、そういう問題に発展してしまうので、高校生になったら、徐々に監視されなくっても自分でできる子供を目指させるべきでしょうね。
そこで親が教える道徳的なことって大事だと思うのです。たとえばお酒。もちろん21歳からって法律で決まっているんですから、飲むなって教えるべきなんですよね。しかし、周りが飲んでるから、学生だから、自分も飲んでたし。。。と親のほうも流されるんですよね。子供って言うのは実に賢く、このような親の弱さに付け込み、ついつい、リミットをプッシュしたがるのだと思います。
うちは、子供の判断に任せてありますが、お酒やドラッグの怖さもコースに参加させ、一応専門家から知識を得ています。その怖さは頭で理解しているので、好き好んでやるならそこまでかな~と、思っています。私自身は、16くらいで酒なんか飲んでたら、将来間違えなくアル中だよ!それでも良かったらそうすればいいさ。でも、馬鹿馬鹿しいからそう言う事はするべきではないな。と言っています。
ほんのちょっとのつもりが常習になる、お酒やドラッグの怖さは、やはり専門家から話を聞くと良いと思いますよ。特にアルコールは脳が縮みますからね~!馬鹿になりたきゃ、アホな事すればいいと思います。
しかし、アメリカって言うのはアル中の子供が多いのにビックリします。その環境も疑いますが、本人たちは怖さ知ってるんかいな?と思いますよ。だから、女の子でスコッチ!なんて、私よりオヤジギャル(古っ!)な子もいて、だから、お肌もボロボロ!そんなに早く老けなくっても。。。と思うのですがね。笑
大学は自由に生徒が勉強できる環境があります。いろんな意味で自由なので、親としては節操ある生き方も学んで欲しいですよね~。笑