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NO2876 教育を壊す安倍政権(2)

清津峡渓谷

渓谷美 26日(日)快晴。次女夫婦の家族と日本三大渓谷と言われる、十日町市中里の清津峡に出かけた。日本の紅葉は恐らく世界一の景観だろう。NZの紅葉は黄色が中心で,赤が少ない。マレーシアの日本語教室の生徒たちが、日本の紅葉が見たいと、来秋来日の予定。

 

内田准教授の文科省批判に対するコメント欄に早稲田講師の小川かをりさんが小学校の担任と共に30人学級実現の署名を集め教育委員長に届けた際、「あんたら贅沢ばっかり言ってるんじゃないよ!俺たちは50人学級だったけれどちゃんと育ったよ」と言ったそうな。

 

ちゃんと育ったかどうかは疑問だが、私もその世代である。しかし、それは科学的に考えられたクラス定員でもなく、全く経済的な理由によるもので、教師の権威や信頼(親も生徒も)が絶対であった時代のことを持ち出して、「ちゃんと育った」と言われても説得力に欠ける。

 

自然の造形美

自然の造形 日本の学校がいかにOECD諸国(先進国)に比べて貧しいか、考え方がおかしいかをデータで見てみよう。財務省は40人学級維持の他に学校の統廃合(大規模化)による教員の削減を目論んでいる。日本の学校規模はどうか。少し資料が古いが、ユネスコ文化統計年鑑がある。

 

99年のデータによれば、初等教育の学校教育の学校規模比較ではフランスの99人、フィンランドの101人など200人以下が一般的である。しかも一学年一クラスでクラス替えもないのが一般的だという。それに対し、日本は322人でアメリカの461人に次いで多い。

 

学級規模はどうか。OECDの2013年版によれば、1学級あたりの児童・生徒数は初等教育(小学校)が27.9人、(OECD平均21.2人)、前期中等教育(中学校)が32.7人(23.3人前同)と、日本はどちらもOECD平均を上回っている。小学校で最下位はチリの30.4人である。

 

自然の造形美

自然の造形美 日本も全国で平均すると、小学校では27・9人、中学校では32.7人なのだが、それでもOECD諸国内で小学校、中学校とも27位で最下位から2番目である。日本では公立小中学校の標準規模は12~18学級、一学級の児童生徒の標準は40人と定められているのである。

 

今進められている学校統合は多くの場合、学校の標準規模(12~18学級/1校)を目標に計画されているので、一つの学校の児童生徒数が480人~720人というような世界に例を見ない大規模校を目指しているのだ。それを財務省はさらに統合すれば経費削減になると。

 

私は37年間の中学校教師生活中、8校を経験したが最初の4校は200人規模、5校目のシンガポール日本人学校は400人、帰国後は1400人、1200人の大規模校、最後は400人規模。1400人の大規模校は大荒れ校で教務室は2つ。これは学校ではないと思ったものである。

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