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NO2904 不可解な国日本・ゴミ処理(11)

スーパーのバラ売りは一部

スーパーのバラ売りは一部 24日(月)晴。今朝は霜が降り、気温4度。歩いていると手が冷たい。日本と海外でのゴミの出方の最大の問題は日本のプラスチック系の過剰包装である。売る側は消費者がそれを求めているからだと言うが、消費者の66%が無駄だと考えているとのデータもある。

 

 私の実感では、海外での包装ごみの一週間分が日本では一日で出る。特に無駄だと思うのは食品トレイだ。陳列棚から駕籠に入れ、レジで再びビニール袋に入れる。時々拒否するが、嫌な顔をされる時がある。ばら売りは一部野菜や果物のみ。魚などラップされると鮮度もわからない。

 

 NZではりんご一個でもレジで重さを測り、値段が表示される。トレイや包装類を省いてその分値引きしてくれた方がいいのに。ラップする手間もあるはずだ。実際、日本ではリサイクル費用は消費者が負担している仕組みになっていることを消費者は知っているか。

 

農家の出品さえパック

農家の出品さえパック 本来リサイクル費用は製品の販売価格に組み込まれるべきであり、そうすれば企業努力が求められリサイクルは画期的に前進するはずだ。韓国や台湾でも価格に組み込まれており、再生工場も回収すればするほど得をするため両国とも約70%の回収率だという。

 

 01年4月から始まった「家電リサイクル法」では廃家電製品のリサイクル責任は製造者にあるとされたのに、リサイクル費用は一方的にすべて消費者負担が強いられ、冷蔵庫は税抜きで4600円、しかも収集運搬も消費者負担である。不法投棄が増えるのは当然だ。

 

 町内のゴミステーションでも内容物の入った瓶、中身の残ったスプレー缶などの不法投棄がある。戸別収集なら個人の責任を問えるが、日本は町内の連帯責任の形だからトラブルの原因になる。ドイツでは回収業者のDSD社が戸別に収集し、分別も洗浄も企業責任で行いリサイクルする。

 

頼んでもいないのにこの親切

頼んでもいないのにこの親切 罰則面でも家電リサイクル法は消費者に厳しく、不法投棄に対して5年以下の懲役または1000万円以下の罰金となっているが、製造者には甘く、廃家電品の帳簿を記載しなかったり、立ち入り検査に協力しなかった場合でも最大で50万円以下の罰金で済むのだ。

 

 自動車リサイクルではさらに甘く、製造者はフロンやエアバック回収と破砕くずに限定して引き取ればよい。日本は軽自動車を廃棄するにも消費者がリサイクル費用を約1万円は払わされる。ドイツでは「自動車リサイクル法」で企業が責任を持って無料で回収する。

 

 関口氏は「日本のリサイクル制度は企業に甘く、住民には恐ろしく厳しい制度で、住民がいくら努力してもゴミは減らない。大量消費、大量廃棄を法律によって容認する制度だ。製造者責任は時代の流れであり、企業が全費用を製品価格に含めて負担するのは当然だと」これまた日本の政治家と大企業との癒着の結果だ。

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