帰省した孫娘
7日(日)久しぶりの晴れ間をぬって歩く。一昨夜は東京で大学生活を送っている孫娘が帰省したので、歓迎会をやった。今年20歳になり、昨日、一緒に期日前投票に行ってきた。初めて共同通信の出口調査にも応じた。立候補者名、政党名が記入された用紙に○印をつける。無論、任意だが、孫も応じた。
孫娘はいつの間にか政治に関心を持ち、さまざまな政治問題について聞いてきた。法学部の学生に集団的自衛権どう思う?と話してかけても「何それ?」といった調子でまるで関心もないし、知識もない、煙たがられる。このままじゃ日本はヤバクない?と孫、私、ヤバいよ。
大学生がみんなそんな状態だとは思わないが、それにしてもあまりにお寒い状況であることは間違いないだろう。7日付しんぶん赤旗に「暴走政治変える力」と題し、作家・瀬戸内寂聴、映画監督・山田洋次、アニメ映画監督・高畑勲さん等が若者に共産党への投票を呼び掛けている。
我が家の庭も真っ白
原発さえも話題にならないという。このまま自民党の圧勝を許せば原発再稼働が進み、老朽原発の稼働延長も増えるだろう。そればかりか、元経産省高級官僚・古賀茂明氏によれば電力会社や経産省に妙な動きがあるという。電力自由化と規制委員会をめぐってだ。
16年からの導入が決まった電力の自由化は電力の販売会社の新規参入が予想され、普通に考えれば、競争が起き、電気料金の値下げを期待するが、古賀氏は疑問だと。理由として、大口需要家向けの電力販売はとっくの昔に自由化されているのに競争は全く起きなかった。
さらに、東電は福島第一の事故処理を自分でできず、国民の税金が投入されているのに、どうして発電所をつくったり、他の地域に電気を販売する余裕があるのだろうかと指摘し、そこには電気事業連合会(電力会社の連合体)と経産省の微妙な癒着があるからだという。
除雪車が入った我が家前
こうした談合で自分たちの利益を守ろうとする組織の存在自体が先進諸国ではありえないことだと。任意団体なので経理内容や会議内容は秘密になっていると。電事連は事故前から「耐震設計審査指針」を骨抜きにしようとしていたと、国会事故調の報告書にあると。
さらに日経新聞から引用し、原子力規制委員会が各電力会社に対して個別の原発ごとに地震想定を大幅に引き上げるよう指示したのに、電力会社は「談合」して見直しに応じないという態度を続けていたという。電事連の談合組織としての機能は安倍政権で更に強まるだろう。
安倍政権は今年規制委員会のメンバーから厳しい審査を主導してきた地震学者の島崎邦彦氏等2人の委員を元原子力村の中心人物と交代させた。この動きは安倍政権継続によって干渉が強まることが十分予測できる。今の体制さえ自民党内には不満が渦巻いている。
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