CHの朝市
14日(日)今日は午前中、海外で日本語を教えたいという熱意を持った若い女性と会い、私の経験に基づいて、様々なアドバイスをした。中国留学や勤務のキャリアを持ちながら、日本ではなかなかそれを活かせない。タイを目指しているが、実現してほしい。
午後は「命・原発を考える新潟女性の会」主催の学習会に出かけた。後藤政志さん(元東芝の原子炉設計者。柏崎刈羽3・6号機の設計に携わった、東芝在職中からペンネームで原子力技術を批判する論文を発表)09年退職以後、反原発の講演活動の先頭に立っている。
今日の講演会は「適合審査の落とし穴―確率が小さい事故は無視?-」と題するもので、電力会社や規制委員会の説明や技術審査がいかに非科学的でデタラメかについて、専門用語を使って説明されるのだが、難しすぎて半分も理解できなかった。知識の限界だった。
よくわかったのは、原子炉や格納容器など放射性物質を閉じ込める最後の壁と言われる機器でさえ壊れる、傷つく、故障するものだということ、そしてひとたび壊れれば、他の発電所に比べ、制御が困難な機器だということ。絶対安全は原発に関してはないのだと。
鶏を捌く
今午後9時、ウイスキーを飲みながらこれを書いているが、新聞予測通り自民党が圧勝の勢い。全く情けない国民と言わざるを得ない。家内ともども、一体国民はこれほど痛めつけられてもなお自民党に投票する心理が分からないという点では一致した。
最終の投票率はまだはっきりしないが、最低と言われた前回の59%を下回り、52%程度になりそうだと。つまり半分の人が投票に行かない。勿論先進国最低だ。スウエーデンなど北欧諸国は85%を上回る。街頭の声も、行っても変わらないとか、誰がやっても同じとか。
その辺が知識不足というか、認識不足で、そういう態度が政治をダメにするし、自分の首を絞めることに繋がるということを分かっていない。自民圧勝の数字は到底受け入れがたいし、血縁、地縁、職場縁による民主主義とは無縁の結果だといことを悲しむ。
この結果は原発再稼働を進め、集団的自衛権関連の法整備を許し、憲法改正をさらに前に進めることにもなる。年金をはじめ、社会保障の削減、消費税10%の再引き上げも認めるということ。そんなことは考えもせずに投票所に足を運んで自民党に投票したのではないか。
失意の中で何よりうれしいのは沖縄1~4区まで自民党を追い出したこと。一区は共産党候補、2~4区は共産党が候補を降ろすというオール沖縄の戦いが効果を発揮したということ。今後の教訓にすべきだ。それに共産党が大躍進で11時現在18議席。残り、2議席は欲しいが、どうなるか。
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