中国製の醤油と味噌
16日(火)曇。寒い。雪が降らないのが幸い。新潟県は海岸線が330㎞もあるから、沿岸と山沿いでは雪の量はまるで違う。ところが、新潟というと「雪国」のイメージがあって、豪雪の年になると、必ず県外からお見舞いをいただく。我が家はまだ1回しか除雪していない。屋根に上がることは全くない。
私の初任地である津南町は最南端の日本有数の豪雪地(私は世界一と教えた)。昨日までに1.9mの積雪。赴任時は3~4mはあったかな。 朝起きれば、先ず道路までの道つけ、帰宅すると酔っていても雪かき、土日も雪割り(当地はこう呼んでいた)の毎日だった。学校でも授業をしばしば中断して除雪した。
今朝も、夕方も全国ニュースで津南町の雪の様子が放映された。役場で総務課長を務める教え子の小野塚君が解説に追われていた。天気が悪く、テニスも歩くこともままならず、いらいらする毎日である。イライラは雪だけではない。日本の政治状況の方がもっと精神的に良くない。
中国正月に日本のどら焼きも
自民党圧勝によって、予想通り原発再稼働の動きは各地で加速している。建設中の原発・青森県大間原発は福島原発事故により当然建設中止が決定されると思ったのに、民主党政権末期、野田政権は建設ゴーサインを出した。安倍政権の誕生で建設が進み、安全審査を申請したと、昨日のニュース。
この原発は稼働することになれば、世界初のフルMOX燃料によるプルサーマル原発となる。普通の原発より緊急時に制御棒が入りにくくなる危険な原発である。対岸の函館市は訴訟まで起こして市長ぐるみで反対運動を展開している。国が狂っているとしか思えない。
こうした動きの背景に電力会社の金力による猛烈な攻勢があることは、政治献金の項で報告したが、もっと具体的な政治家個人の動きを見てみよう。某新聞記者が匿名で元経産相・甘利明の動きをばらしている。甘利明は現在特命相で安倍晋三の懐刀とも言える人物。
これが現地のフルーツパフェ
06年、第一次安倍内閣で経産相任命されて以来、9電力会社によるパーテイー券購入が分担で始まったと。例の20万円以下は報告義務のない形を利用し、福島事故以後も東電を除く電力会社は購入を続けていると。甘利氏の取り込みは89年に経産省次官就任で始まったとも。
元経産省官僚の証言「まさに20年かけて育て上げた“族議員”です。カネと労力を最もかけたのは東電総務部です。甘利さんも長年の恩義がありますし、原発をなくすという発想が出てこないほど長年にわたって洗脳された」こうした工作はメデイアにも広がったと。
某記者は自分自身も、当時無名だった自分を高級レストランで一本数万円もするであろうワインやお土産、タクシーでの送迎など、将来の“族ライター”に育てたいという意図があったことを感じ、その後身を引いたと。時には大手新聞社や通信社の記者デスクも接待会場で同席したと。
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