22日(月)雪。今朝起きたら20センチ近い積雪。昨夜は気の合う仲間4人で忘年会。話題は選挙一色。沖縄県人会長のUさんも一緒だから、沖縄の話題で盛り上がった。一朝一夕であの勝利があったわけではないと。沖縄の経験を今後に生かそうとなった。ところが、今朝のニュースをみると、安倍政権は金力で沖縄県に揺さぶりをかけていると。いじめだ。もう日本政府など相手にせず、アメリカや世界に直接アッピールすべきではないか、との話も出た。
今年は典型的な新潟の冬になっている。青空は滅多になく、どんよりとした天気の下では性格まで暗くなりそう。それでも暖かい人情と雪解けの後の感動的な春の息吹が新潟に初めて赴任した人々をも惹きつける。気候と人間の関係に私は興味がある。
東京駅100周年の記念Suicaを巡る騒動には呆れるというか怖くなってしまう。どこの国でも起こり得る騒動なのか。日本人特有の「群れる習性」と深く関わっているのではないか。特定機密法施行でこれほどの人が危機感を感じて集っただろうか。情けない国民だ。
リムさん家族との思い出
日本における健全な政治教育(市民教育でも)が成立しないのは50年の朝鮮戦争によってアメリカの日本民主化政策が「再軍備のための教育」に180度返還させられたことによる。54年の「教育公務員特例法の一部改正案」「義務教育諸学校における教育の政治的中立の確保に関する法律」の成立によって、教師から一切の政治活動の自由をを奪ったことが大きい。
この世界に例のない法律が日本が独立したはずの52年の後に成立していることに注目しよう。つまり、アメリカの意向を受けて復権した日本の保守層の意思として成立したということで、同じ56年に教育委員会の公選制を任命制にした法律も施行されたのである。
リムさん家族との思い出
58年には勤務評定の実施によって校長と教員、教員相互の関係は分断され、生徒の政治への関心育成は骨抜きにされていった。一方ドイツでは各州に政治教育機関があり、子どもたち、そして市民の政治的関心を高めていくために市民や学生を対象とした講座がある。
バーデンヴェルテンベルク州はHPに子どもの政治教育に関する合意事項として3つの方針があるという。1・生徒が独自の意見を形成できるよう配慮して、教師が望ましいと思う意見を押し付けてはならない。2・生徒は多様な観点から教えられるべきであり、常に議論の余地を残すことが重要である。3・生徒の個人的関心を尊重する。
まったく妥当だと思われる合意事項で、私が所属する「歴史教育者協議会」の方針とも合致する。それを今の保守層は偏向と批判し、政治教育の芽を摘もうとしていると言わざるを得ない。ドイツ並みの政治教育が行われていれば自民党政権はとっくに倒れている。
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