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NO2935 原発をやめるべき理由(2)

CHインド人祭り

CHインド人祭り 25日(水)鉛色の空にうんざり。円がついに120円に値下がりしているのに、政府は何の対策も取ろうとしない。円安による中小企業倒産が一気に増えると予想されているのにである。円高の時は大騒ぎして、自動車や家電産業を救うためなら何でもやる政府だが。

 

 一方で8%への増税時に低所得者(非課税世帯)に給付金を配るというバラマキをやる。10%増税延期のために、これを続けるという。民主党政権の際、高校無償化さえバラマキと批判した自公がこれこそ国民をばかにした究極のバラマキをやる。怒りが収まらない。

 

 経済学者とされている池田信夫氏のブログは経済記事は少なく、政治記事が圧倒的だ。原発に関しては相も変わらず原発は一番安価で安全だとか、福島の事故でさえ死者は一人も出ていないとか、最近ではコスト計算の第一人者大島堅一氏を個人攻撃したりしている。13万人の避難者にはまったく触れない。

 

インド人祭り

インド人祭り さて「原発をやめる100の理由」から池田氏が最も安全だという原発の「事故と大災害のリスク」をいくつか取り上げてみよう。先ずは老朽化のリスク。原発は一般機器より寿命が短い。金属疲労や酸による腐食だけでなく、炉心から出る中性子による劣化である。

 

 米国オハイオ州デービス・ベッセ原発で、原子炉圧力容器の壁が腐食し、暑さ16センチの鋼鉄に穴が開いた。だが、誰も気づかない。内側の薄いステンレス板だけで、かろうじて原子炉からの放射能漏れを防いだ例。バルブやポンプ、廃管の亀裂は日本でも多くある。

 

 しかも企業ぐるみで事故隠しが長年行われてきた。例えば、73年3月関西電力美浜1号機であった燃料棒損傷事故は4年も経ってから発覚した。90年代には海外でも炉心隔壁(シュラウド)のひび割れが問題となり、日本でも97年福島第一3号機の損傷は報告されず。

 

インド人祭り

インド人祭り 95年のもんじゅでのナトリウム漏れの事故も事故を小さく見せる情報操作が行われ、証拠を物語るビデオも一部しか公表されなかった。同じ97年の東海村再処理工場の火災爆発事故も虚偽報告が行われ、プルトニウムの輸送容器の検査データのねつ造も発覚した。

 

 日本で原発内の規則違反は枚挙にいとまがない。最も大規模な事故隠し、データ改ざんは02年の東電による炉心隔壁のひび割れなど29件もの隠蔽が発覚したことは、まだ記憶に新しい。そのため、03年4月に東電管区内17基の全原発が停止された事件があった。


 日本の名誉のために書いておくが、事故はドイツをはじめどこの国にもあり、ドイツ連邦憲法裁判所が求めている「最高水準の安全性」という基準を満たす原発は17基中一つもないと、この原著は書いている。満たそうとすれば、採算が合わないことも全廃の理由だと。ドイツが全廃を決めた背景にはこのコスト計算もある。

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