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NO2939 過去と向き合わない日本(1)

佐潟の鴨

佐潟の鴨 28日(日)毎日雨や雪マークの中、今日だけは青空が広がった。歩かない手はないので、二人で佐潟の下潟を一周(4㌔=一時間)約7000歩。冷たかったが、気持ちよかった。例年3000羽は飛来している白鳥は餌を求めてどこかへ、潟面は鴨の大群で埋まっていた。

 

昨夜、久しぶりにBSドラマ、鉄の女(マーガレット・サッチャー)を見ながら、つい安倍晋三と重ねて観てしまった。ドラマは彼女の生き方や政策を評価する視点で描かれているのだが、大英帝国の遺産に胡坐をかいて英国病にショックを与えたことは評価できる。

 

英国病から抜け出すために彼女のとった政策は競争至上主義の新自由主義であり民営化路線だった。教育現場にさえそれを導入した。欧州諸国には「英国病」はなく、むしろ競争を排除する「労働の人間化」が潮流になろうとしていたから影響を受けた国は限られた。

 

芦原と潟

葦原と潟 サッチャーリズムはアメリカのレーガノミクスと重なるし、反共・保守主義という点でも共通する。そんな中、英国病もない、社会保障もないアメリカとの共通点もないのに、競争至上主義だけ学んで後追いしたのが中曽根政権であり、その後の小泉、安倍政権だ。

 

日本は戦後復興の財産を基に、北欧型の福祉社会を理想とすべきだったと、私は当時も今も思っているが、国民は高度経済成長の夢を捨てきれずに、競争、格差拡大型社会を追い求める政権を選択した。対外的にもサッチャーの軍備拡張と対外強硬路線に学んだ。

 

安倍政権の尖閣諸島への対応を見ていると、サッチャーのフォークランド紛争への対応を参考にしようとしているように見えて仕方がない。サッチャーが1万キロ以上も離れているフォークランドを「固有の領土」といい、アメリカを含む反対を押し切って侵攻した。

収穫の終わった畑 

収穫の終わった畑 サッチャーがアルゼンチンとの戦争に勝利した後の熱狂的な国民の支持で、国内政策の窮地から脱した手法をアベノミックスが行き詰った後、とるのではないかという不安である。私の妄想で済めばいいが、今の政権の軍事志向はその危険性をはらんでいると思う。

 

今日は又ドイツ・ベルリンのルーカス君から赤ちゃん誕生の嬉しいニュースが届き、彼が高校生の頃、姉のレーナと共にベルリンの壁崩壊直後の旧東ドイツに我ら夫婦を案内してくれたことを思い出した。奥さんは同じ大学で知り合ったポーランド人だという。

 

折しも、今日届いたしんぶん赤旗日曜版は「戦後70年を考える」をテーマにしたドイツ特集で3ページにわたって何人かの証言が載っている。その一人収容所祈念館の館長は「過去と向き合わないと民主主義の発展はない」と語っている。この問題も年を越えて考える。

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