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NO2941 過去と向き合わない日本でいいのか(2)

思い出のスリランカの旅

思い出のスリランカの旅 2015年1月1日(木)明けましておめでとうございます。一年の計は元旦にありという。在職中はやりたいことも、やらなければならないことも山ほどあった。しかし、今は今日一日を大切に生きたいと思うだけである。一年間を見通すなら、家内の全快を祈るのみ。

 

 今年は戦後70年、日本が過去を清算しようとしない限り、中韓との軋轢は何度でも蒸し返されるだろうし、東南アジア諸国との間やアメリカとさえ、問題を惹起するような予感がする。安倍政権は過去の清算どころか、戦後体制そのものを否定しようとさえしている。

 

 日本は8月15日を敗戦の日(終戦の日などと言い換えて)として、被害ばかりを強調し、アメリカに敗れたと宣伝し続けているが、その実は中国に敗れたことを覆い隠そうとしている。アメリカ等欧米との戦争はわずか4年半余り、中国とは15年戦った末の敗北である。

 

墜落した同機種のエアバス

墜落したエアバス320 今年アメリカや中国など連合国諸国でも戦勝70年を日本がミズーリー艦上で降伏文書に署名した9月2日に大々的に祝うに違いない。(旧ソ、中国は3日)署名したのは米英加仏ソ豪NZの7か国。ただ、韓国や東南アジア諸国は8月15日を解放記念日として祝う。

 

 過去と向き合うということは、日本が受けた被害の事実(沖縄、原爆、全土空襲、シベリア抑留等々)を正確に知り、記憶することはもちろん重要である。しかし、それ以上に他国に与えた加害の事実(韓国併合、強制連行、慰安婦、毒ガス兵器、空襲)も重要であることは言うまでもない。

 

 頼まれもしないのに、他国に出かけて行って人や物を略奪し、虐殺しておいて、それはあなた方を白人から解放してやるためでした、などと言っても通る理屈ではないのだ。それが本当に正義の戦争であったなら、他国から賠償や謝罪を求められるはずがないのだから。

 

思い出のスリランカの旅

思い出のスリランカの旅 同じ加害国であったドイツが戦後過去と真摯に向かい合ってきた姿に我々は絶対に学ぶ必要があると私は確信している。収容所を生徒を引率して見学に来ていた教師に赤旗の記者が尋ねた。「これは授業の一環ですか」それに対する教師の答えが印象的である。

 

「強制されると人は学ばないので、(収容所)訪問が法的に義務付けられていることはありません。学級で来る時も、あくまで自発的に有志として来ます。否定的な側面も含め自国の歴史全体に向き合い、暗黒の部分も否定しないことは民主主義社会を発展させることに役立ちます。これを日本の皆さんに伝えたい」と。


 レーナの話によれば、修学旅行でさえ参加不参加は本人の意思であり、行く先も自分で選択するようになっており、日本のように、学年で一斉に行く先も行動も一緒にすることはないと。大切なのは個人の意思だということだ。
 今年も戦争と教育、原発にこだわってこのブログを綴る。宜しくお願いします。

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