ネットでCNNにアクセスしていたら面白い記事がありました。
http://www.cnn.com/videos/tech/2014/12/31/cnn-10-ideas-orig-mg.cnn
根が深い問題もあるのですが、とりあえず10個イラストを見ながら紹介文を読んでみるだけでもアメリカ社会を垣間見ることができます。
例えば下記のものは何だか想像がつくでしょうか。
実は警察官がビデオカメラを装着すべきかどうかといった論争についてです。
アメリカでは去年、Missouri州のFergusonでMichael Brownが警察官によって射殺された事件で大規模な抗議行動に発展しました。
加えて、NYCで警察官がEric Garnerを取り押さえようとした際に使ったChokehold(首を絞める技) 注)がきっかけとなり、結果的に死に至ってしまいましたが、この様子捉えたビデオが公開され、これも大規模な抗議行動となっています。
"I can't breathe"というスローガンは覚えている方も多いのではないでしょうか。
警察および警察官の権力行使そして自己防衛が正当なものだったのか、行き過ぎた過剰なものだったのか両サイドからの議論がありますが、ビデオカメラを装着させ、記録を残すべきだという議論が出ているのです。
Should cops wear cameras?
The fatal shooting of Michael Brown has boosted calls for police officers to wear video cameras that document all interactions with civilians.
The idea is that a video camera mounted on an officer's vest or uniform would provide an accurate, objective account of every encounter with a civilian. Ideally, the camera would discourage police misconduct while protecting officers against unfounded civil complaints of brutality or corruption.
(後略)
オバマ政権もこのアイディアには賛成しており、各関係機関でいろいろと検討されているようです。撮影される側のプライバシー(特に私有地において)などいくつか解決されなければいけない問題もあるようですね。
注) ただしchokeoldではなくheadlockだった、あるいはintentinalではなかったなどという反論も出ています。
Death of Eric Garner