屋内テニスコート
24日(土)寒いながらも晴れ間がのぞくので、毎日歩けるのが有難い。昨夜は初めて西地区共産党の新年の旗開きに参加した。先の衆院選で11年ぶりに北信越地区の議席を獲得した藤野保史氏も駆けつけ、県で複数議席を狙う武田勝利氏、市議候補の平あや子氏とも懇談の機会を得た。
私は共産党の熱烈応援団を自称しているが、今の危険な安倍政権を打倒するには共産党の議席を一つでも増やすことが一番近道だと確信するようになった。昔は民主連合政府を夢見たが、民主党も含めみんな右寄りに流され、まったく宛てにならない状況である。はっきりとリベラルの旗を掲げる政党が無いに等しい。
共産党は政党助成金も受け取らず、利権にもまみれず、しがらみもない。地域に密着し、庶民の声に耳を傾ける。昨日会った3人の方々も謙虚で誠実、偉ぶらない所がいい。議案提案権を得た衆院で早速政党助成金廃止法案を提出するという。政党助成金は政党を腐らせる。統一地方選でも安倍政権を追い詰めるために勝利を。
隣家の屋根に来た雀
安倍政権は必ずや憲法改正を政治日程に乗せるだろう。そうなれば、基本的人権の抑圧を可能にする国家総動員法や徴兵制や核武装もやりかねない。それらに反対する共産党などの勢力の伸長は1949年に始まったあのレッドパージの再現をももたらすかもしれない。
既に学校にはファシズムが忍び寄っている。文科省による物言わぬ教師づくりは着々と進行し、東京都では石原都政の下で職員会議での挙手や採決が禁止された。日教組が掲げた「教え子を再び戦場に送らない」は死語となってしまった。多くの教師はまだ気づいていない。
1952年、高知県の竹本源治という教師が読んだ詩は多くの教師たちにその決意を促した。戦前の教師たちの悲痛な訴えだった。
戦死せる教え児よ
逝いて還らぬ教え児よ/私の手は血まみれだ/君を縊ったその綱の端を私は持っていた
しかも人の子の師の名において 嗚呼! /「お互いにだまされていた」の言い訳が
なんでできよう/斬鬼、悔恨、懺悔を重ねても/それがなんの償いになろう/
逝った君はもう還らない/いまぞ私は/汚濁の手をすすぎ/涙を払って君の墓標に誓う
「繰り返さぬぞ絶対に!」
初めて見た芽キャベツの状態
レッドパージは高知県を除く全土に波及した。高知県でも24名のリストが用意され、高知県教育委員会で委員長がぶるぶる震えながら読み上げたところ、教育委員(まだ公選制の)の一人であった山原健二郎(後共産党国会議員)が立ち上がり、「直ちに廃案にします。破るなり、焼くなりしてそのリストを消滅してください。本日の提案は全くなかったことにして議事録からも抹殺します。ご異議ありませんか」と叫ぶ。他に声なく、会議は終了。パージは失敗に終わった。その場にいたGHQの通訳が「反対ばかりしては良いことはありませんよ」と言ったのに対し山原氏は「何を言うか!ここは日本の高知県教育委員会だぞ!」と一喝したと。