孫のサーブ
7日(土)晴れ。今日は高校生の孫のテニス大会が近くのスポーツセンターであり、二人で歩いて応援に。その後、鳥屋野潟公園を一周。合わせて1万2千歩の散歩となった。明日からまた天候が悪化する。雪国に住む者が春を待ち望む気持は東京の人にはわからないだろうな。 邦人殺害事件の余波があちこちに出始めた。卓球のクウエートオープンへの日本選手団の派遣が中止となった。安倍の責任は重い。テレビジャーナリストでまともな人物は少なくなったが、毎週土曜日5時半からの報道特集キャスター金平茂紀氏はその中の一人だ。
今日はイスラム国人質事件の検証だった。結論は政府は初めから2人を救出する気がなかったということだ。イスラム国と連絡の取れる二人の人物、一人はスペインの人質解放に尽力した弁護士(アラブ人)と日本のイスラム法学者・中田考氏へのインタビューだ。
冬枯れの鳥屋野潟公園 弁護士のA氏は日本の選択に3つの誤りがあったと。一つは忘れたが、安倍があのタイミングでイスラム国と敵対する国に行って2億ドルの支援声明を発したこと、もう一つはヨルダンに対策本部を置いたことだという。自分には日本から何も接触はなかったと。
イスラム過激派の研究者として中東では知らない人はいないというこの人に何の接触もなかったというのはその本気度が疑われると。金平氏は対策本部はトルコが適当だったでしょうかと聞くと、その通りだと。トルコは空爆にも空港使用も米国に認めなかった。
中田氏にも日本政府は一回も接触はなかったと。じゃあ、後藤さんが11月1日に拘束されていることを知りながら、1月20日に二人がオレンジ色の衣服を着せられた画像が明らかにされるまで。政府は何をしていたのかと問い詰められれば、それは秘密だという。
春はそこまで それどころか、中田氏の自宅が「私戦・予備・陰謀罪」という聞いたこともないような容疑で家宅捜査までされ、交渉ルートを政府側から切ることさえやっている。安倍は「様々なルートを使って情報収集をやった」などと国会で答えているが。彼一流のごまかしだ。
この問題を巡って政府批判をやるメデアへの圧力、国会議員でさえ国賊扱いされそうな雰囲気が蔓延している。共産党の池内沙織議員のツイッターが炎上させれたこともその証拠。まったく異常だ。安倍はこの事件を明らかに悪用し、世論操作をやっているのだ。
04年のイラク戦争以来、日本は米国への従属を一層強め、危険を自ら招いているのだ。先の弁護士も強調していたが、日本のイラク戦までの中東政策は正しかったし、今後もそれを守るべきだと。国民もいい加減に目をさまし、安倍政権に声を上げていくべきだ。
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