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NO2984 過去と向き合わない日本(20)


マドリードの街 12日(木)曇。昨日は退教協と歴教協共催の2.11に反対する学習会に参加。講演は帝京大学教授・小林昌二氏「古代国家の成立と天皇制」産経新聞は中国人やアメリカ人は100%近い人々が建国記念日の由来を知っているのに、日本人はたった2割だと嘆いて見せた。


 それはそうだろう。中米は人民が圧制者から解放されたまさに「建国」の日に対し、日本のそれは紀元前660年(縄文時代で国の形すらなかった)2月11日という神話に基づく日で、しかも戦前は紀元節として、対外侵略に使われた(例えば2,11シンガポール陥落せよ)忌まわしい日。


 昨日の講演の中でも古事記、日本書紀は日本の素晴らしい文化財だが、そもそも当時の天皇等が自らの権威を正当化するために編纂させた側面やその後、近現代に至るまで政治的に利用されてきた歴史もあると。紀元節などはそのもっとも悪い事例ではないか。


マドリードの街
マドリードの街 昭和天皇の弟三笠宮でさえ反対したこの日が復活して49年、明治の代にあこがれる安倍晋三らは再びこの日を学校教育に持ち込もうと画策するのではないか。私たちのような集会に対しても、会場を貸さない、政府批判を口実に取り締まることさえありうる時世になってきた。


 先日9日の「我々は自粛しない」ジャーナリストや、学者の集いの中で、古賀茂明氏は「報道の自由が失われていくのには3段階があると。第一段階では政権の側から圧力や懐柔をかけてくる。例えば、放送局に放送後「あの放送はなんだったのか」と電話がかかる。


 そういう時に対応するのは記者としては面倒くさくて仕事にならない。そういうことが続くと、「ちょっと自粛しておこう」となり、第二段階に進んでいく。そして政権が何も言わなくても、報道機関自らが体制に迎合したり、自粛するようになる。今はこの段階だと。第三段階はすでに書いた。


マドリードの街 作家の雨宮処凛さんは「去年の朝日新聞の慰安婦報道の問題の頃から、非国民とか、国賊、売国奴という言葉が当たり前に流通するようになった。そのうえで、今回の事件があり、みんなが言葉を失うような状況になっている中でいろいろな法整備が進んでいる」と。


 お笑い芸人[知らないが]おしどりマコさんの発言。「吉本に所属していながらここに座るのはあとでまた怒られるるんだろうなと思って、ちょっとびくびくしている。原発事故の取材を始めてから、いろいろ仕事がなくなっていったが、今の状況はすごく怖い」


 彼女が聞いたという2つの話の一つ。「東京の公立小学校6年生の男子が、卒業文集に『大きくなったら、国会議員になって、平和な国を作りたい』と書いたら、先生から『その作文は政治的批判を含むので、載せられない。書き直せ』と言われたという。ここまで来たということ。

 

 


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