新潟冬食の陣 16日(月)晴れ。今日は新潟大学構内を歩き、学食で昼食。やはり安い。2年前にリニューアルオープンした付属図書館内を見て歩いた。我が家から歩いて行けるので、今後は活用しようかな。櫻井よしことともに安倍のブレーンといえる、曽野綾子が又物議を。
氏は産経新聞お抱えのコラムニストで移民は人種別に居住区を決めた方が良いとの発言で批判を浴びている。この人は何年か前、女性は結婚したら会社を辞めるべきだと発言したこともある。彼女たちが日本の右傾化に果たした役割は小さくない。
さて、日曜日の放射性廃棄物の処分に関する報告である。フィンランドとドイツを見ての立石報告では、フィンランドがスウエーデンやロシアの間にあって、エネルギーの自立の観点から原発を選択してしまったが、反省の声も高まっていると。世界初の最終処分地の様子の報告もあった。
古町のにぎわい 10億年以上も動いたことのない岩盤で、地震の恐れはないとはいえ、1年に6ミリの地盤の隆起があるというし、地下水によって苔がはえる地下に核燃料を貯蔵する2800個の穴に1本ずつ高レベル廃棄物のキャニスターを収納するのだと。その膨大な労力とコスト!ましてや、日本にそんな岩盤があるはずもないのに!
「これって他のエネルギーならいらないんですよねえ」という立石さんのつぶやきがすべてを物語る。続く桑原報告はさらに専門的で、初めて聞く話もたくさんあった。今日の国会での安倍演説でも「安くて二酸化炭素を排出しない安定的なエネルギー」とまったく無反省。
廃棄物には高レベル放射性廃棄物(使用済み燃料の再処理)の他はすべて低レベル廃棄物に区分されており、それをさらに比較的高いもの、低いもの、極めて低いもの、放射性物質として扱う必要のないもの、放射性廃棄物でない廃棄物に分けられている。妥当なのか?
原発廃炉学習会 放射性物質として扱う必要がない核ゴミって何?運転中に発生する廃棄物の放射能を測定し安全であることを確認し、国のチェックを受けた後、再利用できるものはリサイクルし、できないものは一般産業廃棄物として処分することを認める制度でクリアランスという。
05年に制度化されたもの。原発は建屋をはじめ、金属類、コンクリート類、ガラスくず、肺兪、プラスチック、作業中に出る水、清掃用具、ゴミすべてが放射性廃棄物なわけで、従来ならば、ドラム缶に入れて地中処分されていたものを再利用してゴミを減らす?大丈夫?
最終処分場はおろか中間貯蔵地の適地の見通しもないのに、方針だけはあるらしい。高レベルは300m以上の深い地層に、低レベルは「余裕深度処分」などと言って、50mより深い地中に、鋼製容器に入れて数百年管理することで安全確保が可能ということになっていると。今でも毎日のように起きる世界最大の地震国で絶対安全はありうるのか。ない
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