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そもそも政党助成金制度を導入する際、政治献金は禁止されるはずだった。今問題になっているのは補助金(税金)を受けている企業から献金をもらうという話で、税金の二重取りだ。筋論から受け取らない共産党の存在をマスコミはもっと大々的に報ずべきでは。
知らなかった?で許される?!とんでもない話だ。交通違反だって知らないことはたくさんある。知らないで逃げられるの。私のストレスを高めるのは政治献金だけではない。宮城県名取市の市長が市広報のコラムで根拠のないマッカーサー発言を引用していたと。
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マッカーサーは「日本の皆さん、先の大戦はアメリカが悪かったのです。日本は自衛戦争をしただけです。アメリカは日本を戦争に追い込むためイジメ抜き・・」と言ったと書き、「とても60年前以上前の証言と思えないほど、今の日本はアメリカの呪縛にかかったまま」だと。
仮にこの引用が事実だとすれば、とっくにアメリカ議会やマスコミでとんでもない発言として大問題になっているはずである。本人も誤りを認めて謝罪し削除したということだが、安倍政権の歴史認識(自由主義史観)が確実に地方自治体レベルまで広がっている。
どこかで聞いた見方だなあと思ったら、この市長が引用したのは青山繫晴氏(全国のつくる会の講演会で田母神ともに行動したり、たけしのテレビタックルに度々登場して勇ましい発言をしている人物)のブログからの引用らしい。早速これを弁護する論が拡散し始めた。
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元々、産経新聞発行の右翼雑誌「正論」に載ったマッカーサーの議会証言集からの引用らしいが、もちろん市長が書いたような部分はない。これを市議会で追及したのが名取市議会、共産党の小野寺美穂氏の追及で暴露されたらしいが、ネットではそれも書かない。
毎回紹介しているように、こうした事実に基づかない歴史観が「つくる会」系の団体の活動を通じて急速に全国に拡大しているのだ。このままこの流れを止められず、安倍政権の継続を許すなら、今朝のマッサンのように召集令状に戦死公報が届く世の中になる。
教え子たちとの交流で始めたFacebook やTwitterに最近は真剣に反応するようになった。やはり、今の若者のつながりはこれが主流らしいから、呼びかけない手はない。同じ考えの人ばかりではなく、右翼系の発信にも積極的に反論を試みている。反応は良い。