この休みの殆どを車の中ですごした私たち。風邪で体調が思わしくないまま、気合だけで動いていたせいか、昨日家に帰って来てドッと疲れが出ました。
途中、主人のビールのために寄った酒屋で買った地酒ウイスキーをコップ一杯飲んで熟睡!しました。笑 アメリカのお酒ってヨーロッパのお酒に比べると軽い感じがするのは私だけ?ワインもお水みたいに薄い感じがしますし、この地酒ウイスキーもグレンファークラス(スコッチ)に比べると軽い軽い!お水のようにスーッと入ります。お酒がの味が大好きだけどアルコールアレルギーであまり飲めない私ですが、昨日のお酒は鼻も詰まらず、心地よいほろ酔い加減ですみました。不思議なお酒です。今朝は頭も痛くなく快眠成功!って感じです。
さて、キャンパス訪問ですが、今回はテキサス州立の大学です。規模的には全米で5本の指に入ると聞いていましたので、たぶん街そのものが大学なんでしょうね。。。となんとなく察しはついていましたが、デカイデカイ!磯子あたりの大きなタンクが並ぶ施設を想像させるような(インダストリアルな感じ?)敷地内にタンクではなく大学のビルディングとでも言いましょうか?そんな感じです。
この学校、近くにもう一つ別のキャンパスがあり、そこに間違えて入りそうになり、知らない私は、「あれは別のキャンパスだよ!」と言われ、またもや混乱。ナビは息子の方がうまそうなので、息子にしてもらいました。夫婦だと喧嘩になります。笑
11時から寮の見学ツアーを予約してあったのですが、使ってくれと言われた駐車場がなんとFull。どうするっぺか?と道行く学生に聞けば、ちょっと離れにもう一つあると、、、だったら、書いとけや!と思うのでありました。笑 この学校、UTと比べるとこういうところが、ダメなんです。たぶん大きいからでしょうけど。。。
急いで駐車場をでて、ツアーの集合ポイントに行く途中で私たちの予約したツアーらしき団体がいましたので、こっそりそれに参加しました。寮は今まで見た寮のどの寮よりグレード高い(広い)部屋でした。UTはコインランドリーは有料ですが、ここは無料。こういう細かい点を見逃す事なかれ、学校を選ぶポイントになります。
他州の州立大学のアドミッションの人も言ってましたが、FAのアワードはカテゴリー分けし、総パッケージで考えよ。と言うことです。どういうことかと言うと、学費のみでみるとA校のほうが安くても、実際に支払う全体金額はB校のほうが安い場合がある。なぜなら、その他の雑費にお金がかかるのがA校だから。。。
これは娘の学費が高いといわれてるUTオースティンより、娘のボーイフレンドの学校(同じUTシステム)の方が実は学費が高かった事で頷けるのではないかと思います。(オースティンはセットプライス)FAを比べる時、学費だけを見ず、必ず一つ一つ、カテゴリーに分けて比較検討するべきだそうです。
寮のツアーの後は1時から、ChemEのカウンセラーとコンソテーションが入っていましたので、ちょっと時間があるので外に出て、ピザ屋でピザを食べました。一見、旧ルート66の町並みのような商店街の中にあるその店は、物凄く繁盛してましたよ。学生をはじめ教授たちもランチを食べにきていました。お味はなかなかのもの。カレッジフードでもこのくらいのレベルならまずまずではないかと思いました。私が頼んだほうれん草、トマトとフェタチーズはヘルシー志向の女性にもOKレベルだと思います。スライス売りしてますのでお腹に合わせて色々チョイスできるところが、なかなかお客さん思いなお店です。
その向かいは、床屋さん。なんと第二次世界大戦前からそこで商売されてるそうです。今は何代目の方なんでしょうね。この学校にはROTCが設置されてるので、カデットは12ドルと、通常より1ドルディスカウントと看板に書いてありました。笑
うちの主人は元軍人ですからこのROTCのプログラムには積極的な意見ですが、本人はどうなんでしょうかね?うちの主人の家族は各世代必ず一人は軍隊に入っています。今世代はまだ誰もいないので、うちの息子がファミリートラディションを継げるか?ってとこでしょうか?今現在のアメリカがずーっと続けば戦争の事もそんなに心配することは無いでしょうが、またワケの分からない戦争を始めようとする大統領だったら、考えてしまいますよね。うちの息子は科学者止まりでいいと思っています。
しかし、心のどこかでウェポンデザインにも興味があるようで、男の子って分からんなぁ。。。と思うのであります。「人を殺すものを作るんだよ。」と言いますが、僕が死なないんだし。。。となるから不思議。狩猟の血が騒ぐんでしょうかね?男は不思議な生き物だわ。
美味しいピザを食べ終わって、色々見学したがる主人を無視し、目的地のビルディングを先に探してから!とまたその辺を歩く学生さんたちに、ビルディングの名前を言い尋ねると、やっぱりきっぱりと答えられる生徒のほうが少ないようです。あっちの方向!って感じでエンジニアメージャー以外の生徒には分からないようです。それくらい大きな敷地なんですよね~。案の定、結構歩く羽目になりました。
ケミカルエンジニアリングのビルディング目指して歩いていると、息子が面白い事を言いました。「やっぱり、アジアン人口が増えていく~!」笑 本当にその通りで、インド人をはじめ、中国人韓国人と、どんどんアジア人が見られるようになってきます。笑 「やっぱり世界のトップってアジア人が多いのかしらね?」なんて私が言うと、「いや、アジア人は良く勉強するけど、本当の天才レベルトップはやっぱり白人が凄いのがいるはず。天才レベルになると白人が増えると思うよ。UILのメンバーを見るとそう思う。」と。。。確かに。。。何故なんでしょうね?不思議。
白人、アジア人で思い出しましたが、同じく息子と話をしていたときに、アメリカでは息子みたいなミックスは本当に何のベネフィットもないよね~大学受験において、、、。トホホ。。。と言って笑ってました。白人もアジア人もさほど苦労もなく良い勉強環境があると言う事なんでしょうかね?まあそうって言われるとそうですが、何も無しか、、、と、貧乏クジひいたような気分になりますよね。笑 アメリカの人種分けの考え方がなくなる日が早く来る事を願っています。皆平等なら皆平等なのになぁ。。。と何か、どこか腑に落ちない。笑
そして、ビルディングに辿り着いたのは良いですが、メモを忘れて来たのでどのカウンセラーとアポイントを取ったのかが分からず、受付の学生さんが時間の空いてるカウンセラーさんのところへ案内してくれました。
小さなインド人の女性で、悪いけどセサミストリートの車椅子の彼女を思い出してしまうほど。座ってる椅子が物凄く大きく見えて、そこに埋もれてるように見えたので。。。笑 そのカウンセラーは「何からはじめましょうか?」と言ってパーッと一通り学校の説明をしてくれました。そして、質問を息子がしていきました。息子の一番知りたいことはどんなリサーチが出来るのか?と言うこと。すると、「これはさしあげられないけど、、、」と各教授がどんなリサーチをしているかが書いてあるブロッシャーのようなものを渡してくれました。
それを読むなり日本語で私に、「あるある、この教授がやってる。」と指を指した教授は女性でした。そしてカウンセラーと主人の会話を聞きながら、一通り目を通して全部の研究内容を読んだようです。主人が息子が海外生まれで海外育ち、日本語流暢、ドイツ語、フランス語少々、、、とブラグ?w すると、、、カウンセラーの目が若干大きくなり、「それは大変ユニークですね~。たくさんの経験があるわけですね。」と自分の名刺をさっと差し出し息子に「分からない事があったら、いつでも連絡しなさい。」といいました。「グローバル」、、、このモットー?日本だけじゃないのでしょうね。笑 コンソテーションが終わって、「やっぱり、ここが良いかも。」って言いました。
それプラス、「他州の州立のときはスプリングブレイク中で生徒が校内にいなかったから、生徒の感じが分からなかった。生徒の感じを見れば僕がフィットするか、しないかは良く分かるはずなんだ。物理の先生が同じ学校に合格した子を知ってるらしいのでその子と話をしてみる。そして、物理の先生(この大学の卒業生)にここのHonorsについて(たぶんHonorsだっただろうから)もう少し聞いてみようかと思う。」 息子の真剣さが伝わってきて、ホッとしています。笑
娘の時と大違いで、やっぱり高校生くらいになると男の子の方がしっかり頭が回るようです。ここから先は息子と主人の意見中心に考える時のようです。すでに大学に入る前から、成長したなぁ。。。(小さい頃が酷かったので)と思うのですから、卒業時は立派な男になっている事でしょう。やった!やっと手が離れた感がありますね。笑
どったんばったんの子供の大学受験。いよいよ終わりになりますね。ホッ。