やはり日本は桜が似合う
10日(金)市の施設利用料が今月から多少引き下げられた。外のテニスコートは1時間1000円が800円に。原案は500円だったはずだが、自民党の修正で抑えられた。自民党が庶民の為何かをするなど聞いたためしがない。それでも県議会で53議席中33を独占。
私のテレビ視聴はニュースとスポーツ観戦が主だが、家内がいつもテレビをつけているので時々見るとはなしに観ると、バライテー番組の多いこと。しかも、最近はやたら日本や日本人を諸外国と比較して持ち上げる番組が多い。書店でもそうした書籍が平積みだと。
私は時々このブログでも日本のおかしさを諸外国と比較して指摘することが多いのだが、櫻井よしこ等自由主義史観論者たちには気に入らないらしい。彼らには今のテレビ状況は自分たちの狙い通りになってきたと思っているに違いない。自画自賛史観とでもいうべきか。
我が家の水仙
最近のテレビの異常さは私だけの見方かと思ったら、ダイヤモンドオンラインで作家で映画監督の森達也氏が「捏造ではない。本当にあった日本兵の食人行為」という題で批判をしている。「世界に誇る日本人」「世界を動かした日本人」を刺激的な効果音やスタジオの驚愕の声とともに紹介していると。
これは出版やテレビなどのメデイアが勝手に暴走しているわけではなく、」需要があるから供給があるのだと。その通りだろう。森氏は「その帰結として、自画自賛への対極として自虐史観への風当たりは強くなる。誇り高く勇気ある日本人なのだから、それを否定するような論調が許されるはずがない」
日本でアンジェリーナ・ジョリーナの映画「アンブロークン」の公開のめどが立たない理由だという。日本兵たちが捕虜の肉を食べるシーンがあるから反日映画との理屈らしい。(実際にはそうしたシーンはないという)産経WEB記事が元になっているようだと。
椿も
森氏は「こうした戦時下の残虐行為が、日本軍部だけで行われていたとは思わない。戦争は人間を壊す。世界中の軍隊で同様のことはあったはずだ」としてホロコースト、ソンミ事件等を挙げ、又産経WEBが捏造としている日本兵の人肉を食した例は沢山あると。
人体実験の例として、私が連載中の731部隊についても小説(遠藤周作)にも映画(熊井敬監督)にもなったが、今まで反日小説とか事実捏造とか国益を損なうなどの議論はなかったと。「これによってどんな国益が損なわれたのか、だれか教えてほしい」と。
731部隊が具体的に何をしたのか、今後いくつかの具体例を紹介する。いちいち出典は示さない。ほとんどは前に書いた森村誠一氏、常石敬一氏、及びネット上で拾った元隊員たちの証言による。固く口を閉ざしてきた人達も、良識ある人たちは墓場まで持っていくことに耐えられないのだと思う。
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