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NO3066 安倍政権推薦の教科書阻止! 

スペインの思い出
スペインの 4日(月)晴れ、夕方小雨。先日にいがた県民研究所からにいがたの教育情報誌の「戦後70年間の教育運動の歩みと教訓」という特集に原稿を依頼され、書き終わって一次原稿を編集部に送ったのだが、今日はその推敲に専念。私に与えられたテーマは「教科書採択」

 

 私が96年の採択に関わった経験を報告する内容である。奇しくも今年は来年度から使用される中学校の教科書の採択年である。日本会議や自民党筋から安倍首相が絶賛する「育鵬社」版の教科書の採択させようと各市町村教委に圧力をかけてくることが予想される。

 

 私の報告がそれに間に合って役立ててもらえば嬉しい。安倍は06年第一次安倍政権で教基法を改悪、「愛国心」や「公共の精神」を教育目標に書き込み、首相就任前の11年、育鵬社の教科書について「新しい教育基本法の趣旨を最も踏まえた教科書だ」と絶賛した。

 

スペインの思い出
スペインの思い出 その育鵬社の教科書とはどんな内容なのか。ネット上で拾ってみると、歴史教科書では日本の侵略戦争を「自存自衛」戦争、日本が生きるためにやむにやまれぬ戦争だったと描き、戦争の名目を「欧米による植民地支配からアジアの国々を解放し、大東亜共栄圏を建設することだったと。当時の軍部が国民に宣伝した「大東亜戦争」という言葉もそのまま使用。

 

私がシンガポールに赴任した81年、検定で侵略を進出と書き換えさせて国際問題化したが、その後の「つくる会」などの運動によって、南京虐殺、強制連行、従軍慰安婦、沖縄戦の日本軍による集団自決の強制などの記述もあいまいな記述に書き換えるか、削除されているのだ。

 

 マスコミは歴史問題を中心に伝えるが、公民の方がもっとひどいともいえる。例えば、憲法改正についてこの教科書は「自衛隊がPKOなど他国軍と共同で活動しているときに、万が一、他国軍が攻撃された場合でも、自衛隊は反撃できないという指摘があります」

 

スペインの思い出
スペインの思い出 まるで安倍がテレビでパネルを示しながら説明した通りではないか。この教科書は続けて「憲法を絶対不変のものと考えてしまうと時代とともに変化する現実問題への有効な対応をさまたげることにもなりかねません」そして文末は「今後は各院に設置された憲法審査会で、国会に提出された憲法改正原案の審査が行われ、国会の議決を経た上で、国民投票による是非が諮られることになります」まるで、改正すべきという前提で書かれている。

 

 学会の通説にもならない、こんな教科書を一国の総理大臣が真剣に推薦するどころか、採択に躍起になっている事実は昨年の沖縄での竹富町で見たではないか。例年なら、7月に一般国民向けの教科書展示会がある。みんなで行ってみるべきだ。彼らは今4%しかないこの社の採択率を倍増させようとしている。私としては断固阻止に立ち上がってほしい。

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