蒸し鶏とアカシアの天プラ
17日(日)快晴。天気に誘われ、たった一畝の畑?にトマト6本、カボチャ4本の苗を植えた。朝顔の種もそろそろ撒く時期かな。安倍政権は次々と私のブログのテーマを増やしてくれるので、私の能力が追い付かない。とうとう国会に提出された戦争法案もそれだ。
その前に、先日亡くなられた詩人の長田弘さんが死の前日に毎日新聞のインタビューに答えられたという内容が今朝の毎日新聞のデジタル版に載っている。「最近、愛国心という言葉がよく使われますね。・・でもPatriotismを愛国心と訳すのは正しくないと思う」
氏の詩集の巻末に「パトリオテイズムとは『日常愛』のことだ。愛国心とする日本語は当たらない」と。そして、「日常愛とは何か。生活様式への愛着です。大切な日常を崩壊させた戦争や災害の後、人は失われた日常に気づきます。戦争は私たちの生活様式を裏切った。戦後70年の今、失われようとしているものがいかに大切かということを・・」
今年もトマトを
まさに、遺言となってしまったこの言葉の深い意味を私たちは真剣に考えるべきなのに、安倍晋三という男にはそれがない。この男、演説だけはうまいと認めざるを得ない。嘘も含めて言葉巧みに国民を騙したり、言いくるめることにかけてはヒトラー並ではないだろうか。戦争法案などというレッテル貼りは止めてというのだが・・それもまた嘘である。
どう見ても中身は戦争推進法案である。そもそも法治国家なら踏むべき手順が間違っている。憲法第9条の二項に「交戦権はこれを認めない」と書いてあるのだから、海外での交戦を認める内容の法案を提案するのであれば、先ずは9条を改正しなければ出来ない筈だ。
去年の矢車草が見事に咲いた
又日米安保条約第5条には「日本国の施政の下にある領域にある攻撃」があれば、日米が共同行動をとると書いてあるが、施政下どころか地球の裏側まで行ってアメリカと共同で戦うあるいは支援するという内容の法案を提案するなら条約改正が先であるべきだ。
日本が法治国であるならば、こうした法律や条約のイロハも無視し、しかも国会をも無視してアメリカ議会で成立を約束してくるというまさに対米従属者・独裁者の振る舞いというほかない。追及されれば「前から申し上げている」「厳格な歯止めがある」「抑止力はさらに高まる」
安倍晋三の騙しのテクニックは「北朝鮮の数百発もの弾道ミサイルは日本大半を射程に入れている」と国民の不安を煽るが、日本には数百発どころか数千発の世界最新鋭のミサイルが北朝鮮や中国の大半を射程に入れていることは言わない。それどころか、アメリカに交わされた最新鋭の戦闘機や迎撃用のイージス艦の数は英仏独を上回る保有数で、北朝鮮なんて物の数ではありませんよ、とは言わない。知らない国民は不安になるだけだ。
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