両家それぞれでも祝う
21日(木)快晴。孫崎情報(ブログ?ブロマガと言うらしい)が一日に数本入るようになった。党首討論も今朝の日報では「首相・平和主義は堅持」などと表面しか伝えないし、詳細も民主党・岡田質問が中心だ。ニュース性で報道の軽重が決められるべきではないか。
孫崎氏は共産党の志位質問を取り上げている。私はそれを読んで、さらに質問の実際をYoutubeで観た。氏もそうらしいが、安倍は「ポツダム宣言はつまびらかに読んでいない」には絶句した。好き嫌いにかかわりなく、「戦後レジームからの脱却」までいう人がポ宣言を読んでいない!
ポツダム宣言は日本に対して向けられた宣言で、日本の戦争を侵略戦争だと断定し、降伏を迫ったものだ。それを東条内閣の一員だった祖父・岸信介らが、「天皇制が守れるかどうか」の一点で受諾をためらい、そのために数十万人の命が無駄に失われたのにである。
ベットルームも公開 安倍は05年に靖国参拝を批判された後、「諸君」7月号で「ポツダム宣言というのは、アメリカが原子爆弾を2発も落として日本に大変な惨状を与えた後、『どうだ』とばかりに、叩きつけたものです。そんなものを持ち出して・・」述べたと。まるで事実関係にも無知だ。
ポツダム宣言が出されたのが7月26日で、原爆投下はその後である。すぐに受諾していれば広島・長崎、東京や全国の大空襲、シベリア抑留や残留孤児の悲劇も避けられたのだ。それも知らないのか!知ったうえでの発言なら、彼一流の騙しのテクニックということだ。
NHKがこの肝心な部分を伝えないことも批判。安倍政権が次々と問題を提起するのでこのブログがさっぱり前に進まない。実は10年の韓国併合の前年の09年10月26日、中国ハルビン駅で韓国の青年安重根により射殺された。日本の教科書では暗殺となっている。
その後双子の親になった 私がI中の先生方を案内して、韓国釜山の安重根記念館を訪れ、見学を終わって帰ろうとしたとき、館長が私たちを引き留め、「日本の教科書に暗殺と書いてあるそうですが、射殺です。堂々と正面から撃った後、ピストルをロシア官憲に渡しています」と訴えた。
私はあの時以後、射殺と教えた。安は韓国の切手の図案となっている英雄である。韓国人でありながら旅順にあった日本の裁判所で弁護士も韓国人は拒否されて、裁かれ、獄中で執筆中だった「東洋平和論」の完了まで待ってほしいという願いも入れられず、30歳で処刑された。
最近、自由主義史観論者や安倍政権の閣僚までもが安重根をテロリスト呼ばわりし、伊藤博文は韓国併合には反対だった、韓国の発展を願ったなどと弁護しているが、私は日本人としても認められないし、伊藤が韓国併合方針を決める閣議に反対していない事実は重い。