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NO3094 原発をやめるべき理由・廃墟の町(46)

草茫々の水田

草茫々の水田 2日(火)快晴。朝歩いてテニスを2時間やってやっと一万歩になるくらいだから、毎日一万歩歩くのは容易ではない。震災の翌年から毎年被災地を訪ねている。翌年の海岸線の惨状には息を飲むほどの衝撃を受けたが、今回の6号線沿線の風景も言葉がなかった。

 

 テレビの映像ではわからない悲しみがある。女川のように4~5階建てのビルが横倒しになった凄まじさではなく、立派な店が立ち並び、看板も真新しいのに、人の気配がない。簡単に福島県の避難者は約14万人、そのうちの大半は原発によるものと報道するが・・。

 

 本当は車を止めて、じっくり写真を撮りたかったし、できれば放射能を浴びてもいいから、町に入って様子を自分の目で確かめたかったが、それも叶わなかった。官僚が放射線量を基準に適当に「帰還困難区域」「居住制限区域」「避難指示解除準備区域」等と分けた。

 

立派なガソリンスタンドも
立派なガソリンスタンドが 避難指示解除準備区域の南相馬市南部や楢葉町ではコンビニが開いており、人の気配もあった。とても科学的な判断とは思えなかった。この避難指示準備解除区域を自民党は来年中に解除する予定だと報道されている。住民の希望というより、東電側に立った賠償解除が目的では?

 

 そもそも、あの水田や畑に海水が入り、放射能で汚染されて、草茫々の状態で素人目で帰還が可能だとは思えない。水田というのは4年休んだら復旧には4年かかると故郷の百姓から聞いたことがある。ましてこの地は、土を剥いで、入れかえる客土が必要だろう。

 

 また、仮に14万人の人たちの何割の人々が帰還を決意したとして、お店、銀行、病院がそれに応える体制が整うのか。さらには中間貯蔵施設を受け入れた大熊町や双葉町の問題、故郷で生涯を終えたいと願う年寄りは帰還できようが、子どものいる若者は無理だろう。

 

隣町への道も封鎖
隣町への道も閉鎖 チェルノブイリ原発で30キロ内の強制的に避難を命じられた住民は11万6千人。29年目に入った当地では今も最大16㍉シーベルトの放射能を発していて、写真撮影でも300mまでしか近づけないという。石棺が老朽化し、今新しくそれを覆う施設を建設中だと。

たった一基の原発のメルトダウンでこの実態。福島は3基もの原発がメルトダウンし、その燃料の状態も分からない段階で、あたかも帰還が可能なような期待を住民に与えているのではないか。素人の私には判定できるわけがないが、どう考えても無理なのでは?

 

それどころか、14万人余りの避難者のうち自主避難者約5万人に対するネット上の無理解、政府や東電の賠償対応の差はなんということか!地域内でも分断を生んでいるというこの許しがたい責任はそもそも誰にあるのか!やっぱり、現地を見て語ってもらいたいと思う。私は怒りに震えた。

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