先週から、うちで預かっていた子猫たちのアダプションが開始されました。写真で見たらお顔が少し大人っぽくなった感じで、顔立ちが猫らしくなっていました。
とは言っても、まだ数ヶ月の子猫。うちで引き取りたかったなぁと思うくらい可愛いいです。去勢手術も無事終わったようですし、一日も早く飼い主にめぐり合い、幸せに飼い猫としてのニャン生を送ってもらいたいものです。
私たちがボランティアしているアニマルシェルターは、毎年かなりな数の犬猫をアダプションに出しています。テキサスでもとても歴史のあるシェルターです。
野良猫に無責任に餌付けする人が多いので、毎年シーズンになると飼い主のいないたくさんの子猫がシェルターに運ばれてきます。餌をあげる前にそこを良く考えてあげて欲しいものです。
可愛い可愛いだけで「責任」を考えない人間が多過ぎるので困ります。猫の気持ちになって考えて欲しい、人間と猫を重ねて猫に「ゆがんだ愛情」を与えないで欲しいものです。猫には猫の習性や歳のとり方があり、人間のように扱われる事は時として猫には迷惑なんですよね。
そういう、生き物についての知識浅く、何が動物にとって良いのかが理解できない人ほど、猫好き 犬好き などと言ってるので困るのですよね。猫や犬が本当に可愛ければ、彼らの立場にたって考えるべきです。犬もバックヤードでトイレじゃつまらないのですよ!1日一回は散歩してあげてください!飼い方がなってないオーナーが多過ぎます。
猫カフェなどの猫も、大勢の知らない人間に遭遇する事でどれだけストレスを感じているか、無理やり駅長やらされた猫だってどんな気持ちだったのか?想像は誰にも出来ないでしょう。が、知らない人間に触られる事も猫にはストレスのうちなんですよね。
駅長猫は心不全で亡くなったそうですが、それも理解できます。でも、車にひかれたり、室内飼いで長生きしすぎて多臓器不全に陥るまで苦しい思いをしなくて済んだのはラッキーだったのかもしれません。人間の立場から見れば可愛いだけなのでしょうが、彼らも生き物、見世物にはなりたくないのです。しかも、マナー無く文句ばかり言ってるオーラの悪い人間に触られたくないでしょうしね。笑
私は猫には見えてるように思います、人間のオーラ。猫は、犬のように外見で人間を判断しませんが、その分、人間のオーラを診ている様に思います。シェルターの猫達はは、飼い主を彼らが選んでいます。この人は大丈夫と言う人にしか近づきませんからね。シェルターであなたに触らせない猫はあなたのオーラが嫌いなんだと思います。それくらい猫は人の「中身」を見ています。
野良猫は気楽。と言うのも人間の勝手な思い込み。猫は餌が食べられないのが一番のストレスなんです。街中で野良猫になれば生きていくのにどれだけストレスがかかるか考えてみてください!森の中じゃあるまいし、ネズミさえも捕まえられない。ゴミをあされば人間に酷い目に合わされる。だからと言って気軽に猫に餌をあげ、その後の事を考えない人間が多過ぎるので、子猫シーズンになるとシェルターはボランティアの里親無しではやっていけないほど忙しいのです。
餌をただ無責任にあげるのではなく、シェルターに野良猫を持っていく事を考えれば、無駄に子猫たちが増える事もないのですよね。野外でコヨーテ、ラクーンなどの天敵の多いアメリカで子育てする猫の気持ちになってあげてください。
こちらのシェルターに限らず、野良猫を捕まえて去勢手術をし、またテリトリーに戻すヘルプをしている団体も数々あります。なので、野良猫に餌をあげて自己満足するのではなく、責任もって猫の面倒を見るという精神を皆さんに持っていただきたい。
なぜなら、野良猫は人間の責任でもあるからです。人間が飼っているペットを捨てなければ増えなかったわけですから。猫は野生の動物ではないですからね。ちゃんと飼い主が必要なんです。
そんなこんなで、勝手な人間がいるので困りますよね。なので私は人間の勝手な思い入れで迷惑している猫達のお手伝いをしています。可愛いだけじゃ出来ない仕事です。
猫好き という前に、読んでいただきたい事を書きました。
海外赴任時に必要な予防接種や健康診断が可能な全国のクリニックを紹介しております。