国営スーパーはいつも閑散
2015年7月1日(水)雨。農家の人にとっては恵みの雨だろう。今日も孫崎情報から入ろう。新聞の首相動静から拾ったとして、「4日夜:7時19分、東京・銀座の日本料理店「銀座あさみ」。朝日新聞の曽我豪編集委員、毎日新聞の山田孝男特別編集委員、読売新聞の小田尚論説主幹、日本経済新聞の石川一郎専務、NHKの島田敏男解説副委員長、日本テレビの粕谷賢之メデイア戦略局長、時事通信の田崎史郎解説委員と食事。9時51分、東京富ヶ谷の自宅。」然お酒も出ただろう。
世間の批判を浴びようが、目撃されようが全く気にする気配もなく、堂々と再三にわたって高級料亭で会食しているのだ。アメリカでは30ドルを超える食事にはまず参加しないという。30ドル以下でも権力監視を使命とするジャーナリストが首相と飲食すること自体非常識というべきだろう。お金の出所も知りたい。官房機密費か?
カラオケの看板 しかも、会食から5日後に毎日新聞の山田孝男というコラムニストがスイスを引き合いにだし、中立国だから集団的自衛権はないが、武装中立で徴兵制もあると紹介したうえで、中国の脅威を強調し、集団的自衛権で対抗するという提案はそれなりに理屈が通っている。
と安倍を擁護し、返す刀で反対派の批判には国防全体を見渡す具体的構想がない。反対派はもっぱら、「法案をつぶせ」と連呼している。すると、毒舌の作家と自民党国会議員が「マスコミつぶせ」と反撃、新しい戦線を形成したというのが先週までの流れだ。と百田まで弁護するありさまだ。孫崎氏は最後に「夕食食わせてやれば、我々に都合のいい記事を書いてくれる」官邸側はほくそ笑んでいるだろうと皮肉っている。
マスコミの追及はこの程度と見透かしたか、先日の勉強会で「スコミを懲らしめる」発言をして自民党から「厳重注意」を受けた大西英男(東京16区)も開き直って、懲らしめる、広告料は自粛すべきだと、何の反省もない。自民党本部も舐められたものではないか。
小学校の昼休み こうした連中が安倍晋三を取り巻いている。こういう連中に活躍の場を与え続けている官邸中枢も問題だが、こういう人物を当選させた各選挙区の住民、国民の責任も問われなければならない。こうなると、国会議員にもリコール制度が必要だとさえ思ってしまう。
今日は一日中、会食問題を拡散すべく、Twitter やFacebookに書き込みを続けた。百田発言問題は批判一色ではない。ソフトバンクSBIホールデング社長の北尾吉孝なる人物が、BLOGOSに「百田叩きは憲法違反」なる文章を載せている。と思えば、同じBLOGOS誌上で右翼系漫画家と思われている小林よしのり氏が「百田を叩くのは言論の自由」という至極真っ当な議論を展開している。次号に詳しく紹介するが、憲法21条を守るのは権力側だと。