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NO3130 日本の過去・強制徴用(95)

角田山の花

角田山の花 8日(水)曇り。昨日、産経新聞の社説を引用したが、大事な部分が抜けていた。 「安倍晋三政権として、韓国政府の史実を踏まえない要求に譲歩したことは否めない。歴史への不当な介入を許してはならない」これでも足りず「先の大戦の主要参戦国は、同様の制度を強いていた。全体主義のナチス・ドイツやソ連とは全く異なる」そうだ。

 

つまり、悪かったのは日本だけではない?悪いことは認めるのか、日本は全体主義ではなかったのかな?ここでもまた、徴用は強制ではなかったという言葉のごまかしをやっているのだが、私の兄二人も徴用に取られ、「あれは強制労働だった」と言って死んでいった。

 

まともな批判が通らない今の風潮は安倍自身が主導していることは間違いない。百田発言後「思想系の勉強会はしっかりと仕込んでからやらないとダメなんだけどなあ」と側近につぶやいた事実でもそれがわかる。世論の動向をみながら、確信犯的に動いている。

 

角田山の花最大の支持母体である経団連に続いて、経済同友会代表幹事にさえ「語る価値がない。無知なんじゃないか」と批判される始末である。産経新聞の「徴用は強制ではない」に対しては池田信夫の方がわかっている。「徴用拒否には罰則があったので、強制連行と呼んだものと思われる」


 ところが、この池田も「これは朝鮮人に限ったことではない」ので不当ではないとの立場だ。この徴用について、史実を整理しておきたい。戦線が拡大するとともに、国内の工場や農村の労働力不足は深刻になった。39年、国民徴用令が出された。赤紙に対し白紙と言われた。

 

徴用令は法律ではない。国家総動員法に基づく勅令(天皇の命令)である。天皇の命令を拒否できるわけがない。召集令状同様、徴用令状によって未就職者・一般工場労働者を含めて、政府指定の工場に徴用できる仕組みだ。この時は、朝鮮人や中国人は免除されていた。


角田山の花 

角田山の花この免除も反発を恐れての処置で温情ではない。その数は44年(S19)3月現在で288万人に達し、敗戦の時は616万人になって当時の一般労働者3165万人に対し、20%になっていた。それでも間に合わず、学徒動員と女子の動員が行われることになるわけだ。

 

14歳以上の未婚の女子を女子挺身隊に入れて工場に送り込み、さらに一般工場に働く女子にも徴用を行う。先日の年金組合の会食会で体験者の話を直接伺った。朝鮮にもこれが適用されたのが44年8月8日の「半島人労務者ノ移入ニ関スル件ヲ定ム」という閣議決定による。中国人に対してはそれより2年早く、42年11月27日「華人労務者内地移入ニ関スル件」という閣議決定がある。こうして強制連行、強制徴用が始まることになるが、これを産経新聞をはじめ櫻井、百田らは自分の意志できたとか、日本人と同じだと主張して恥じない。

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