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NO3131 日本の過去・強制徴用(96)

散歩途中の花

散歩途中の花 9日(木)川内原発をはじめ、全国各地の原発再稼働の動きが慌ただしくなって、気になるのだが、次々と問題発言を繰り返す安倍政権のおかげで戦争法案にくぎ付けになっている。強制連行という言葉は従軍慰安婦同様、当時一般に使用された用語でないことは言を俟たない。


 一般人の常識で実態を表す言葉として定着してきた歴史用語に過ぎない。百田らは「銃を突き付けて強制的に連行」したことを強制連行といい、それ以外は証拠がないから強制連行ではないと主張するが、詐欺、暴行、脅迫、権力乱用も強制連行と解するのが普通だ。


 中央大の従軍慰安婦研究の第一人者・吉見義明氏のいう「本人の意思に反して、連行する」ことを強制連行というと解釈するのが正しい。徴用も自分の意志できた人たちももちろんいるが、銃を突き付けられ、暴行され、騙されて船に乗せられた人たちも多いのだ。

 

散歩途中の花・韓国国花
散歩途中の花・むくげ 先ずは池田信夫の「朝鮮人に限った話ではない」といかにも日本人同様の扱いだったかのような言い方は全く事実に反する。追手門学院大学の山口公一教授の研究によれば「賃金は日本人の半分程度であり、強制貯金と労務係のピンハネの結果手元には残らなかった」


 これが事実であったことは、新潟をはじめ全国各地で争われ、最終的に最高裁で請求を退けられた裁判でも裁判所は虐待、暴行、賃金の未払いの事実は認定せざるを得なかった。新潟の裁判では「親元に送ってある」と聞かされ続け、敗戦後帰国したら何も届いていなかった。


 Wikipediaでちょっと調べただけでも、強制連行、日本人との差別は明白だったことがわかる。例えば、朝鮮総督府鉱工局労務課事務官・田原実の証言として、募集は(うまくいかないので)「半強制的にやっています。逃走したり・・半強制的な供出は今後も強化し・・」


散歩途中の花
散歩途中の花 又、44年7月31日付、内務省嘱託小暮泰用から内務省管理局長竹内徳治に提出された復命書には「民衆に対して無理強制(食糧強制に於ける殴打、家宅捜索、呼出し拷問労務供出に於ける不意打ち的人質的拉致)及至稀には傷害致死事件・・ごとき不祥事すらある」


 この小暮という人はかなり良心的な人物で「然らば無理を押して内地へ送出された朝鮮人労務者の残留家族の実情は果たして如何であろうか、一言を以てこれを言うならば実に惨憺目に余るものがあると云っても過言ではない」よくこんな復命書が受け付けられたと驚くが、

 上司である大師堂経尉という人物も「この報告書は陳情の目的もあったものと理解していただきたい」とかばっている。千葉県東金警察署長から県知事宛ての報告書でも「田畑より看守付きでしかも自宅に告げることなく内地の移動場所へと強制労働に従事せしめた」と書き、「朝鮮人も日本人である以上」もっと大切に扱うべきだと述べている。

 

 

 

 

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