玄関にもアベを許さない
20日(月)昨日は午後、沖縄県元宜野湾市長・伊波洋一氏の講演会「沖縄が変われば日本が変わり、アメリカも変わる」を聞きに行ったのだが、会場から100名近くの人が溢れ、入場一時は断られたのだが、通路を塞ぐ形で入れてもらった。450席に530人が入場。
講演の資料もなくなり、正確な報告ができないのが残念。ショッキングな話がたくさんあったのだが。講演後の講師を囲む会でお酒を飲みながら聞いた話も含め、要旨を紹介すると、戦争法案の危険性は現実のもので、中国を仮想敵に準備は具体的に進んでいると。
安倍が盛んに持ち出すホルムズ海峡の話は国民の目をそらすためのもので、実際は尖閣、南シナ海を巡っての対中戦が想定されている。しかも、現実に衝突が起こっても、自衛隊が主体になって戦い、米軍は加わらない、或いは撤退する取り決めになっているという。
オープニングの沖縄舞踊 これから建設しようとしている辺野古も含め、日中戦が本格的に始まれば沖縄が主戦場になり、基地は役に立たないばかりか、米軍はフィリッピンやグアム、ハワイなどに撤退することも想定している。米中とも本格的な戦いにならないように話し合っているのだと。
自衛隊が島嶼を奪回する作戦のプロモーションビデオも見せてもらったが、ここまで具体的な訓練をやっているとは!結局この戦争法案から見えてくるのは、中国の脅威を煽り、軍備を強化し、若者の命を危険に晒し、最終的には三菱重工などの兵器産業を潤すことだ。
戦争法案に気を奪われている間に、原発の再稼働が遮二無二進められている。川内原発は規制委員会が合格のお墨付きを与えたというが、運転開始から31年目に入った老朽原発でその点検が必要なのに、再稼働してからも出来るとの理屈で動かそうとしているのだ。
伊波洋一氏講演 今朝の朝日デジタルに「原発工事会社から報酬、立地の道県議6人、役員や顧問」の記事がある。福島原発事故後で少なくとも計10億7千万円。6議員は議会などで、原発の再稼働を促す考えを表明していると。本県の柏崎出身の三富圭一県議もその一人である。
氏は新潟自民党の重鎮で、利権の多い産業経済委員会に所属すると同時に、防災対策特別委員会にも属している。東電から金を受け取りながら原発防災を論じる?信用できる?原発再稼働を求める発言を繰り返しているが、知事が消極的なのに苛立っている様子だ。
議会審議と報酬受け取りについて「割り切ってやっている、会社経営に関わっていないから関係はない」と。国民の命よりお金優先姿勢で、庶民感覚とはかけ離れている。原子力村は完全に復活しているのだ。川内の他伊方(四国)、高浜(福井)も合格させた。