息子の大学、テキサス農工大はテキサス一古い学校で、たくさんの伝統儀式があります。最近はそのトラディションとやらをYouTubeで見て、テキサス農工大の歴史を学ぶのがMyブーム化しています。笑
その伝統儀式の一つ、FISHキャンプが最近ありました。参加自由のこのキャンプですが、もちろん息子も参加しました。
と言うのも、うちの近所に最近出来たファンシーなHEB(テキサスの大型スーパー)にいるある従業員の「おじさん」がいるんですが、その人とは会うたびに、主人が長話をしてしまう、まあ、言ってみれば主人と話の合うおじさんなんです。
いつでしたか、主人が大学のお土産屋で買った、Fishing Shirts(大学のロゴ入り)を着ていましたら、あちらから声をかけてきたんですよね。なんと、そのおじさんもテキサス農工大の出身だそうで、こちらは正真正銘のアギー(アグリカルチャー・メージャー)で、なるほどチーズに詳しいわけだわ!と納得。テキサスでは、町を歩けば、アギー(テキサス農工大の生徒はこう呼ばれています)にぶつかる!って言うくらい沢山の卒業生を出してきた大学だけありますね。
そのおじさん曰く、おじさんがフレッシュマンの時に同じくこのキャンプに参加し、とっても楽しかったと話してくれました。このおじさんはちょっと面白いおじさんで、頭の中にあるイメージを、演技力抜群の演技で説明してくれるので、ちょっと役者さんのようなんです。笑
そして、このキャンプで印象深かったのはシルバータップと言う儀式だったそうで、毎年4月にある儀式で戦争で犠牲になった生徒を弔う儀式だそうです。テキサス農工大は予備役将校訓練課程のある大学のひとつですので、戦死した生徒の数も多く、大学のメモリアル・スチューデント・センター(MSC)にはアクリル板で作られたモニュメントがあり、そこに戦死者の名前が刻まれています。
その、将校過程の生徒さんがトランペットもって、あの物悲しい音色と共に行進する、、、まあ、詳しくはよく分かりませんが、そのような映画でよくあるシーンの儀式だそうです。女の子はどうか分かりませんが、男子生徒はジーンと来るらしいですよ。笑
ま、非常に軍と密接な関係があるので、好き嫌いはあるでしょうけど、生徒の感じは娘の学校の生徒より、「親切でまじめ」と言うイメージです。娘の学校が創立されてからは、一時期そちらに人気が集まったがため、廃校になる寸前だったらしいですが、今はテキサスで人気を二分する学校です。
エンジニアリングでも有名な学校でありますが、USニュースのランキングはテキサス大オースティン校の次に来る学校で、全米でもエンジニアリングではかなり良いプログラムがあります。その中のひとつが、この予備役将校訓練課程です。興味のある方は調べてみてくださいね。良いプログラムですよ!
その他、Yell Practiceという、フットボールの応援の仕方を学ばされたそうです。この学校、もともとが男っ気の強い大学ですので、この学校には歴史的にチアリーダーと言う存在はなく、その代わりYell Leaderっちゅうのがいて、その5人が応援をリードします。ちょっと日本の野球部応援団、学ラン+ハチマキ&太鼓に似てます。笑
白い用務員さん用のユニフォームを着て、半そでの袖をロールアップし、ヒップポケットに白いタオルを入れて応援をリードするYell Leaderの姿は、そのムキムキの二の腕とファッションスタイルから、Back to the futureのビフ・タンネンを連想させます。笑 息子も同じこと言っていましたので、間違いない。
家に着いて夕食中、息子はそのYellLeaderの奇妙な動きと掛け声を真似できるまでになっていましたよ!凄い教育法だ!笑 「あんたも、Yell Leaderやったら?」と言う私に、「そうそう、もし僕がなれたら、アジア人で始めてのYellLeaderになる?」とか言っていました。興味はあるようですが、このYell Leaderはエレクション制で生徒の投票によって選ばれます。
このようにこの大学はトラディッションが沢山あるので、フレッシュマンはそれを知る上でもこのFISHキャンプ(注:魚釣りはしません)に出かけるべきです。
私たちは、大学からそう遠くない、Bastropという田舎で休暇を楽しみました。朝は暑くなる前に近くのLake Bastropで釣りをして、昼間はワイナリーでワインやら、蒸留所でリカーを買ったり、アンティークショップと言う名のガラクタ屋を見たり、月曜の朝から、パットパット・ゴルフにボウリング、、、筋金入りのリタイアメント夫婦してました。もしかすると、白髪がもっと増えたんじゃないか?と思うくらい、年取った気分になりましたけど。。。笑
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