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NO3172 天皇と安倍の歴史認識は真逆だ(3)

 上地さんの話を聞く

上地さんの話を聞く 24日(月)曇。昨日は戦争展の最終日で、元沖縄県人会長・上地源光さんの「伝えたい沖縄の思い」を聞いた。今まで飲み仲間でもあったのに、彼自身のことについてはほとんど知らなかった。彼の家族史は凄まじいもので、本人の了解が得られれば是非紹介したい。

 

 私は天皇発言についてはいつも注目している。現天皇や美智子皇后の即位以来の言動を忖度すれば、現憲法を高く評価し、憲法を守る意志を明確にされている。その意味で安倍政権に不安や疑義を感じておられようが「天皇は国政に関する権能を有しない」という、憲法第4条の規定も強く念頭におありだろう。


 ところが、昭和天皇は戦後も時々政治的発言もし、政府の政策に影響さえ与えてきた。そうなるとやはり警戒が必要だ。まして、自民党の憲法改正草案にあるように、「天皇は日本国の元首であり」とすることになれば、天皇の政治利用に道を開くことになりかねない。

 

校庭も畑になった
校庭も畑に 昨日の上地氏が怒りを込めて「昭和天皇は沖縄をアメリカに売り渡した」との発言は1947年9月19日に側近の寺崎英成を通じてGHQの外交局長・シーボルトに「天皇メッセージ」。「日本の主権は残した状態で、25年間や50年間、いや、さらに長期間の賃借」を申し出たと。


 この事実関係についても右翼等は靖国神社参拝に関する「富田メモ」同様否定していようが、このメッセージを米国公文書館で発見した筑波大名誉教授の新藤栄一氏は、翌年の48年2月にも沖縄の長期占領を寺崎を通じてGHQに伝えており、事実は確認済みだと。

 

宮内庁でさえ、昨年9月9日に公開された「昭和天皇実録」にアメリカの文書を引用する形で盛り込まざるを得なかったことだ。沖縄県民ならずとも、怒りで胸が震える。昭和天皇の沖縄に対する罪はそれだけではない。9月10日付の琉球新報社説は次のように言う。


徴兵制もやってくる
徴兵制もやってくる「昭和天皇との関連で沖縄は少なくとも3回、切り捨てられている。最初は沖縄戦だ。近衛文麿元首相が『国体護持』の立場から45年2月、早期和平を進言した。天皇は『今一度戦果を挙げてからでなければ困難』との見方を示した。その結果、沖縄戦は避けられなくなり、日本防衛の捨石にされた」と。この時決断していれば、東京大空襲も沖縄戦も避けられた。


「二つ目は45年7月、天皇の特使として近衛をソ連に送ろうとした和平工作だ。作成された『和平交渉の要綱』は、日本の領土について『沖縄、小笠原、樺太を捨て、千島は南半分を保有する程度とする』として、沖縄放棄の方針が示された。この点も実録は明確ではない」戦争で奪った樺太はともかく、それこそ、固有の領土だ!


 「三つ目が沖縄の軍事占領を希望した天皇メッセージだ」事実として、天皇の意向通り、沖縄に基地が集中し「軍事植民地状態」が今日まで続いているわけだ。社説は最後に「沖縄に関する限り、昭和天皇には戦争責任と戦後責任がある。この点をあいまいにすれば歴史の検証に耐えられない」だから、櫻井よし子らは沖縄の新聞を潰せと言っているのか!

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