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NO3196 ドイツからみた日本の異常

ドイツからようこそ

ドイツからようこそ 17日(木)曇。昨日夕方までドイツからの父娘の歓迎会やら、以前から興味を示していた江戸時代以来の私塾跡に案内するため、燕市粟生津にある長善館記念館へ。幕末、天保年間に良寛の勧めで鈴木文臺が創設した私塾である。館員の説明に真剣に耳を傾けていた。


 昨夜も新潟駅南広場で戦争法案反対集会とデモが行われた。前回の1100名を超える1500名との発表があった。参加者はみんな真剣で、仮に強行採決されても、闘いは終わりではない。来年夏の参議院議員選挙で自公を過半数割れに追い込み、アベを倒す。落選運動だ。


 ドイツ人のL子は日本大好き人間で、だからこそ、日本の政治がまともな国であってほしいという。彼女は現在弁護士資格を持ち、フランクフルトの法制研究所で日独の法制史比較研究をやっている。あと2年で論文を書き上げ、それを博士論文にしたいという。


長善館員の話を聞くL子
館員の説明を聞くL子 丸一日間、あらゆる分野を話題にした。彼女は私が日本に来るたびにおかしくなっている。今回は戦争法案の強行採決?あの法案は明らかな憲法違反ですよね。この法案が通っても、勿論、なにかあれば、憲法違反を理由に訴える仕組みはありますよねと聞く。

あるけど、日本の現状では高裁ましてや最高裁に行くと負ける仕組みになっている、というと、え!それってどういう意味ですか。日本は法治国家でしょ。内閣や最高裁事務総局が人事権を握り、裁判官も委縮している話をし、元裁判官が書いた「絶望の裁判所」をお土産にあげた。


 鹿児島の川内原発再稼働も話題になり、あれだけの事故を起こしながら、再稼働なんてとても信じられないという。東京で福島産の野菜が出回っていることにも驚いたという。また未だに11万人の避難者の話や、避難解除が支援打ち切りの為ではないかとお見通し。


連日のデモ
連日のデモ 一番大きな話題になったのは、高校生の政治活動についてである。ドイツでは、学校内での政治活動も教育に関することなら許され、校外に出れば、全くの個人の基本的人権に属することで、誰も制約できないという。仮に教師が制約したら人権侵害で裁判になると。 


 それには小中高関係なく、すべての人間の自由だと。だって、子どもの権利条約に意見表明権があるでしょ。日本も批准していますよねというから、4年も遅れて批准したけど、関連法規の改正が進んでいないから学校でも教えない。条約違反状態だと。呆れていた。


 そもそも日本の先生方は政治活動を禁止されていますよね。公務員も。そんな国ないんじゃないですか。ドイツでは教師のまま地方議員に立候補していますし、任期が終われば、現場に復帰します。当たり前じゃないですか。自分の今回の2週間の休暇も普通ですよと。日本が異常なのだ。


 


 


 


 


 


 


 



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