海外転勤族の私たちがアメリカに本帰国することになり、海外のインター、英語圏の私学でしか学んだ事のない子供達の学校探しからアメリカの大学受験が始まりました、、、と言っても過言ではないくらい、学区選び、高校選びは非常に重要だったと私は思います。
普通の引越しは何処に引越すから入りますが、高校生を連れてアメリカに引越す場合、家を先に選ばず、学区・学校から選びます。
アメリカの大学を受験するのでしたら、11、12年生のIBDPのスコアーで決まるインターナショナルスクールのIBシステムとは違い、大学受験に必要な成績はフレッシュマンからジュニアまでの成績です。シニアの成績は、前倒しのアメリカ大学受験ではさほど関係ないのです。なのでインターののんびり大学受験に比べると2年前倒しになりますので注意が必要です。
と言う事はアメリカの高校では、フレッシュマンですでに戦いは始まってると言って良いと思います。帰国を考えているなら、8年生か9年生と私が言う理由がここにあります。
高校選びは、その子供の学力とキャラクターを良く見極め決めていきます。私は子供達に学力アップを望んでいたので、あえてコンペティティブな高校をと思って探していました。プラス、イメージ的にインターナショナルスクールの生徒の方がアメリカの公立高校の生徒より学力があるだろうから、あまり低い学力の学校は良くないだろうと思い、Greatschoolsでスコアー10、9、8までの学校の中から選ぶことにしました。
なぜキャラクター?と言う事ですが、学力がインターでもパッとしなかった(アベレージ以下、うちは2人ともアベレージかそれよりちょっと上だった)の子供なら、やり方があって、学力の低い学校へ計画的に編入しそこで良い成績を収めたほうが大学受験に有利になるからです。
特にテキサス州立大学は、全体のクラスランクトップ7%で娘の通ってるUTオースティン、トップ10%でその他の州立へ無条件で入学可なんです。インターの成績変換で予想以上に低く査定された子供達の高校での11年生時クラスランクは、娘はトップ20%、息子(1年娘より長くアメリカの)でトップ15%でした。途中からの編入はインターでの成績をフェアに変換されるとは限らないので、これをとっても、早めの私は帰国をおススメします。
ちなみに現在在学中のUTオースティンでの娘の成績は良好です。ここで私の言っているフェアに成績表を変換されなかった!が証明されるんではないかと思います。今年はささやかながらメリットスカラシップを貰ってます。来年はこのまま行くとディーンズ・リストに載る予定です。(自慢じゃないですよ!証拠!です、証拠!プンプン!/怒っても始まらないのですが。。。w)
後から気が付くのですが、インターナショナルスクールの学力は各国のランキングトップ校などには及びもしない出来なので、「インターでそこそこできる=各国のまあまあな高校でまあまあ出来る」のカテゴリーに入ると思って間違いないです。
インターナショナルスクールと言うのは、一見学力がすこぶる高そうに見えますが、実は子供達の通った公立でまあまあな高校(シルバーメダリスト=公立校上位10%の学校)にはインターで見られないくらい賢い生徒がゴロゴロいます。
インターと言うイメージに騙されないように!親は賢くなければならないです。インターと言えども所詮は「普通」の学校です。SATスコアーのアベレージで見れば分かりますが、それこそ全体のアベレージですよね。ただ、生徒はほとんどがバイリンガルってくらいでしょうかね。
あれこれ色んなことを想定して各国の学校も調べていたのですが、面白い事にイギリスにある米国空軍のDODスクール(基地の中の高校)の方が、ほとんどのインター(シンガポール・北京は除く)のアベレージSATスコアーより良かったのを覚えています。数学か英語かは忘れましたが、アベレージで700以上のスコアーがあり、一瞬イギリスに赴任が出来れば。。。と考えましたから。
全米のトップ10%なら良い学校じゃん!と言われる方がいますでしょうけど、私は全体も全体、米国国内・私学プレップも含めて考えていますので、この場合、まあまあと言う表現があってると思います。そうです、大学受験は国内の生徒とのVSですから。公立だろうが私学だろうが関係ないのです。公立の学校内で10%と言う事でありますから全体の10%では無いのいですよね。
ここで調べるのは何も高校だけではなく、小学校、中学校も一緒に調べるといいですよ。なぜならそのエリアの環境が分かってきますから。ちなみに、私たちが選んだ学区の小学校はほとんどがスコアー10!中学もスコアー9がほとんど。教育熱心な学区と言うのが伝わって来ますよね。
ここで、私学はどうだろうと考えますが、アメリカの私学=クリスチャン(しかもテキサス)ですので、私学は最初っから考えていなかったです。狭過ぎな考えの宗教色濃い学校はうちには無理だと思ったからです。プラス、公立はお金をセーブできます。その分大学の学費に回せるでしょう。
USNewsのランキングも、もちろん参考にしました。私が子供達の高校探しをし始めた2010年以前に全米100番内に入ってる学校を、引越し予定の市で見つけました。それが子供達の通った学校です。
今はどういうわけか(理由はヒスパニックが増えたせいに決まってますが、、、昔はこのエリア、白人ばかりでした。しかも医者の子供達!)だいぶランキングが下がり、全米で700番台にまで落ち込んでいます。が、先ほども言いましたように、できる生徒は良くできます。もちろん毎年IVYリーグへ何人か進学させていますからね。なかなか良い高校でした。
と言う事で話を元に戻しますが、子供達の通った学校へ白羽の矢が立ちました。その学校のサイトへ行き、日本語のクラスがあるのかとコースを見ていたときに、日本人の先生のメルアドがありました。そして失礼だとは思いましたが早速メールで学校探しの旨を伝え、その先生のおススメの高校は何処ですか?と単刀直入に聞いてみましたら、ご親切にお答えいただきました。
その結果、義母が良いといっていた義母の家の近所の高校ではなく(こちらはヒスパニック、ブラックが多い)、先生おススメのこちらの高校にしました。このような教育熱心で親切な先生がいるこの学区も気に入りましたし、生徒の真面目さも気に入りましたので、一目惚れに近い感覚でした。
こうして子供達の編入先の高校が決まりました。Greatschoolsのもう一つのベネフィットはそのサイトから家を探せるところでした。学校を設定し、Home for Saleをクリックすると、不動産屋のサイトにつながり、家も探せます。
そうして、市内のその学校のエリアを設定し、家を探します。始めはフランクフルトからインターネットであれこれ見ながら、家の大きさと予算を決め、なんとうちは1週間のクリスマス休暇内で、家を決め契約を交わしました。
その後が面倒だったのですが、ローンを組むのに私の期限切れのGCと私の働いていない日本人と言うステイタスがややこしい結果を生み、ローンエージェントが海外転勤族ケースを扱ったことのないアマチュアだったので、ローンなしで現金で家を買いました。
フランクフルトにいる私たちと、休暇でテキサス現地にいる主人とでインターネットを見ながらの大きな買い物はある意味スリルがあり、面白かったです。笑
本当に、今は便利になりましたねぇ。不動産屋に何回も高校は○○(子供達の学校)よね?そこのエリアは。スクールバス来るわよね?ちゃんと。それだけが私が知りたいところなのよ!Make Sureしないと、、、とクレージーな人と思われた事間違いなし。笑 それくらい真剣だった高校選びは無事成功したと言えるでしょう。
どたばたしましたが、皆様の参考になればと思います。笑
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