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米国帰国子女の大学受験まとめ~2.SAT・ACT、メリットスカラーシップ

アメリカの大学受験において重要な、PSAT、SAT/ACTのスコアーですが、この数値がなぜ大事か、、、大学を選ぶときの学力面での物差し的役割をするからです。

しかし、今年からSATが変わりますので、過去の事として参考にしてくださいね。最近ではSAT,ACTのスコアー提出が任意の大学(私立)もありますので参考と言う事で。

まずはPSATのお話。娘は10年生をインターで過ごしましたので、初めてPSAT受けたのはインターナショナルスクールでした。スコアーは本当に「え?」と思うスコアーでビックリでした。1年後にもう一度受けられるとは言え、こんなスコアーで大丈夫なのかいな?と言うスコアーでした。

ご存知でしょうけど、PSATのスコアーは各80点満点で、SATは800点満点。ですのでPSATのスコアーX10がSATのスコアーとよく言われています。このPSATで、そうですね、テキサスならだいたいスコアー220点かそれ位でナショナルメリットスカラーのセミファイナリストに選ばれると聞いています。その中から選りすぐった、1万5千人の生徒がファイナリストとして選ばれるそうです。
スカラシップの金額等、詳しくは http://www.nationalmerit.org/nmsp.php

うちは220なんて程遠いスコアーでしたので始めからメリットスカラーは難しいと思っていましたが、ファイナリストの選出には学力のみならずその他の要素も考慮されるそうなので、とりあえず州のカットオフスコアーを調べ、塾などを利用してPSATのセミファイナリストに入るように勉強し、カットオフ以上のスコアーをゲットすれば全くチャンスがないわけでもないようです。

なのでPSATについては各州のカットオフスコアーを知る事が重要と言えるでしょうね。うちの子供達の学校は毎年何人かはコメンデット(36000人)、セミファイナル(うち16000人)、ファイナル(うち15000人)がいます。こう言う子供の進学先も興味がありますよね。一つだけいえるのは必ずしもエリート難関校と呼ばれる大学へ進学と言う事もないみたいです。この辺が日本人の考えとは少し違うところなのかな~?と思います。人それぞれの事情があるんだと思っています。

で、ここでも受験に有利なのは8年生、9年生からアメリカと言う事なんだと思います。PSATの準備も早くからできるでしょうしね。うちは塾などの準備なしで本で勉強しただけでしたし、娘はめちゃくちゃになった成績表を少しでも良くしなければならなかったので、この手のテスト勉強に余り時間がなく、上手く出来ませんでした。

そしてSAT/ACT。いろいろと意見があるようですが、私はカウンセラーが言うようにジュニアからテストを2、3回だけ受けるのがよろしいかと思います。時期はいつでもいいんじゃないでしょうか。自分の都合にあったスケジュールが一番です。私はSATとACTを両方やってみるべきだと思います。どちらか良いほうを大学側に送れるからです。人によってどちらがいいかは違うらしいので、それを見極めるうえでもどちらも始めは受けてみるべきだと思います。うちは断然SATの方が良かったです。

そしてそのスコアーを見てカレッジボードの大学サーチサイトなどで、申し込みを出す大学を探します。

カレッジボードの各大学のページにその学校の合格者のSAT/ACTのアベレージスコアーが出てます。Ex:610-670と言う風になってますので、高いほうのスコアーつまり670がほぼ合格ラインと言えるのではないでしょうか?自分のスコアーがトップ25%のスコアー(数字の大きいほうのスコアー)になるくらいで合格の可能性があるって考えるといいと思います。

生徒によってはうちの息子のように英語が苦手だけどMathは満点と言う生徒は、これまた判断が難しいのですが、理系なら英語の最低ラインを割ってないなら申し込むべきだと思います。州立なら何とかなるように思います。

しかし、UTAustinのようにエンジニアリング、サイエンス共に大人気で世界ランキングにも入るような学校で、さらに無条件入学がある大学は、州内の受験者はその無条件枠のRequirementを突破してなんぼのものです。と言うのもすぐ定員になってしまうからです。息子のようにクラスランク15%ですとメージャーの定員がいっぱいになると、そこからの候補者の戦いはIVYリーグのアドミッションよりハードと大学側が言うくらい狭き門になります。

大学側が大学のレベルに達していると思った場合、ウエイティング(別メージャー)かPACEというコミカレスタートのプログラムに招待されますので、その辺は個人の考え方でどうするかは違うと思います。また、同じUTシステムからトランスファーと言う方法でも、UTオースティンへ行く事ができます。エンジニアリングでGPA3.7~3.8くらいでトランスファーですから、けして簡単ではないですけどね。コースRequirementもありますから何でも計画的でないとトランスファーは難しいです。

と言うわけで、息子はアカデミックオートマティックという枠を作っているテキサス州立のTAMUに早い時期合格しました。この大学のアカデミックオートはCR+Mで1300以上(Math min.600)ACT、Comp30のMath/Eng min.27以上だそうです。トップ10%に達していなくてもOKでした。

それプラス、HONORSプログラムのRequirementにもトップ10%を除いてクリアーしていましたので、交渉しエッセイを書き合格しました。まあ、こんな感じでSAT/ACTスコアーは合否を予想する時に物差しのような役目をするようですので、2回以上受けて希望校のアベレージスコアートップ25%域に達していないならもう一度受けると言う風にしたらいいのではないでしょうか?

あとNicheというサイトのChanceMeはある意味面白かったです。そこにスコアーなど全ての情報を匿名で入れると、同じサイトを利用している学生さんたちや保護者、中にはカウンセラーもいるんじゃないかな。。。何が足りないか?どのくらいの確率で合格できそうか?予想できます。

後から思えばかなりAccurateでしたよ、これ。UTオースティンに関しては合格するけど、もっと良いスコアー、GPAを上げよ!もっとエクストラカリキュラ!と言うサジェスチョンでその通りの事が起こりました。それによるとPennStateやUCSBなんかも合格ラインだと言う事でしたよ。本当かな~。笑 この2つは私のおススメでしたが申し込みを出しませんでした。

このツールの面白いのは自分でも親身になって他人の合否を考え、大学のサイト、カレッジボードのスクールサーチなどで調べなければ、その人がどのくらいチャンスがあるかは予測不可なのです。カウンセラーになった気分でいろいろ頭で考えますので、自分にとっても良い勉強になり、自分が希望する大学にどの程度のチャンスがあるのだろう?と言うのがよりクリアーになると思います。

SAT/ACTの点数はあまり関係ないという大学もあれば、このように生徒が大学探しのツールとして使う事も出来ますので便利と言えば便利ですよね。エリート・セレクティブ・難関校に進学希望ならSAT/ACT共に満点により近いスコアーがよろしいかと思います。アファマティブアクションの対象外の生徒でしたら難関校はまずはここからできていないとダメかなぁと思っています。中流家庭以上のの白人、アジア人特に男子はハードルがさらに高い気がします。




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