3月ベトナム・フエの花 9日(金)快晴。昨日新潟の護国神社境内で開かれた遺族会主催の櫻井よし子講演会に650人もの聴衆が押し掛けたという。内容は言わずと知れたもので、安倍談話「子孫に謝罪させない」「大きく変化する国際情勢に対応しなければ国は滅びる」聴衆は頷くのか。
講演でもあの戦争を「大東亜戦争」と呼び、それこそ8割以上の歴史学者が否定するような歴史観をなぜ公然と披瀝し、国粋的な史観を国民は受け入れるのか。ある人に言わせると、首尾一貫性と歯切れの良さだというのだが、安倍政権を後ろ盾にしているだけではないか。
今朝の日報一面は共同通信社の世論調査の結果。内閣支持率44%といい、TPP合意良かった58%など、その正体を理解しての回答とは思えない。これが現在の日本人の民度なのかと思ってしまう。スポーツ観戦に狂い、バラエテイー番組に笑いこけていれば当然なのか。
3月の花 アベが言う通り、戦争法など成立してしまえば国民は忘れる、食糧自給率が下がろうが、農業が破壊されようが、最終的に自分たちに跳ね返ってこようが、とりあえず、輸入食品が安くなるならいいじゃないか、国民はきっと受け入れるとアベは国民を見下している。
昨日8日、東京の憲政記念館で「16年参院選を通じて、主権者が日本を取り戻す!」総決起集会があったと。発言者は鳩山元首相、小林節、小池晃、孫崎享氏ら約20名。民主党は一人だけ。聴衆約700名。大変な熱気だったと、その様子を孫崎氏がブロマガで報告している。
孫崎氏は「今民主党には、国民的連帯を求める動きはない。できない」と。孫崎氏は重大な問題提起をしている。「今、日本の混乱を招いている原因は①結集すべきリベラル層の核がないこと②マスコミが『安倍政権支持機関』になってしまったことだと思う」と。
3月の花 「長く日本の選挙戦には根本的な欠陥があった。リベラル層を一本化できなかった。共産党は全選挙区に候補者を立ててきた」だから、共産党の志位委員長の今回の提案は外せない。どのような協力関係を作るかを真剣に考える時だと。民主党はどう動くのだろうか。
最後に孫崎氏は来年の大統領選挙をめぐる民主・共和両党の候補者とソーシャルメデイアの関係を分析し、今後の選挙戦は従来のようなお金とビラまきでは勝てないと。ソーシャルメデイアをいかに構築するか、若者と教わって連携することだと。真剣に検討すべきだ。
産経新聞は戦争法案賛成議員の落選運動に危機感を感じたのか、屁理屈を付けて、違法だとキャンペーンを始める気配だ。選挙妨害をするならともかく、落選を呼びかけることがなぜ違法になるのか。彼らのことだから、どんな屁理屈でも考えるだろう。監視が必要ではないか。