松林にまで浸食するセイダカアワダチソウ
14日(水)快晴。今朝は松林の中を歩いた。毎日のニュースは腹の立つことばかり。アベ政権が続く限り、この状況はエスカレートするだけだ。翁長沖縄県知事が辺野古の埋め立て承認を取り消した。そもそも前知事が順天堂大学に仮病入院して政府と裏交渉で認めるという失態の産物だった。
これに対して政府は行政不服審査法に基づき、国土交通省に異議申し立てをすると。これもおかしな話だ。本来この法律の趣旨は国民の権利を擁護するためにある法律だろうに沖縄防衛局がいわば上級官庁に不服を申し立てるなど認めるべきではない。制度が変ではないか。
裁判になれば日本の現状から言えば負ける公算が強い。しかし、勝ち負けの問題ではない、正義の問題である。沖縄のみならず、日本を守るという虚構の上にアメリカに属国扱いされ続けてきた戦後70年、日米安保条約と日米地位協定の正体を捉えなおす必要がある。後日報告する。
蘇ったクロマツ マイナンバー制度がスタートもしていないのに、担当部局の厚労省の役人が収賄罪で逮捕された。私のところにはまだ届いていないが背番号のついた「通知カード」と「個人番号カード」が届くらしい。個人番号カードは義務ではないというから、私は申請しない。
年金者は年金情報流出問題をうけて連携させないということだから、私たち年金者にとっては全くメリットがない。そもそもこの仕組みは国や自治体が統一番号によって徴税や生活保護費給付などをやりやすくするためのものだから、政府によるプライバシーの管理だ。
欧米では常識だからというけれど、日本人が不信に思うのは、お上(行政)が信用ならんからだ。まして、不服があってもお上を相手の訴訟の勝訴率は欧米と比較にならないほど低いことがそれを証明している。パックンという芸人がニューズウイーク日本版に書いている。
松に絡みつくツタ 44歳の彼は生まれた時からMy number(アメリカではSocial Security Number)マイナンバーという言葉にも政府側の隠された意図を感じる。パックンはCan I have your my number?っておかしくないですかと。アメリカでも一番のリスクはなりすし詐欺だと。
年間数百万もの被害者がいると。なりすまし者が勝手に口座を開いて、還付金を受け取る、クレジットカードをつくって車を買い、請求書が本人に来るなどの被害。メリットもあるわけで、厚労省と財務省の連携で脱税を防ぐとか、法務省との連携で不法滞在者の摘発ができる。
結局はメリットというのはあくまで管理する側に大きいわけで、国民の側にはリスクの方が大きいということ。ましてや信用のならない政府や行政が相手ではなおのことである。ましてや高齢化社会に突入し、認知症も増えている現状では。凍結すべきではないか。