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NO3230 アメリカの属国でいいのか(4)

宝田明講演会フィナーレ

宝田明後援会フィナーレ 22日(木)今日は二人で再びおにぎりを持って、関川村から県境を越えて小国町まで紅葉狩りに出かけた。赤芝峡の紅葉が最高だった。残念なことに案内板が不十分で、他県からきた観光客も不満を漏らしていた。日本の紅葉はカエデやモミジの赤が他国との差だ。すばらしい。


昨日の午後から俳優・宝田明氏の講演会があった。久しぶりに感動的な話を聞いた。昔から好きな俳優の一人だったが、旧満州からの壮絶な引き揚げ体験の持ち主であったとは初めて知った。戦争法案以来、その体験をもとに政府やNHKのあり方に鋭い批判を繰り返している。


 ソ連兵から腹部に銃弾を受け,生死をさまよった話、自身や兄の逃避行、周囲の日本人家族がやむなく子どもを中国に置き去りにした場面を語りながら、宝田さんの怒りは、戦後帰国した残留孤児たちが帰国したのに最後まで面倒を見なかった政府に向く。戦争は相手も傷つけるのだと強調した。


山形県赤芝峡
赤芝峡の紅葉 私にとってわが意を得たりと思わせたのは、中国、韓国、東南アジアの人たちと付き合うために必要なことは、日本が過去にあったこと事実を認め、それを教育の中で正しく伝えていくことなのに、教科書には数行の記述で済ませていることが問題で今後の課題だと。


 戦後、日本がアメリカに隷属することになったのは、まぎれもなく、旧日米安保条約と日米行政協定によるものだということをここでしっかりと再確認しておきたい。これこそ、アメリカから押し付けられたものではなく、特に昭和天皇と吉田茂首相の申し出による日本側の意志だった事実。


 旧日米安保条約第一条:「平和条約およびこの条約(旧安保条約)の効力発生と同時に、アメリカ合衆国の陸軍、空軍及び海軍を日本国内及びその附近に配備する権利を、日本国は供与し、アメリカ合衆国は、これを受諾する」日本の申し出を米国が受諾したのだ。

赤芝峡の紅葉
赤芝峡の紅葉 日米行政協定第二条 1項:「日本国は合衆国に対し、安全保障条約第一条にかかげる目的の遂行に必要な基地の使用を許すことに同意する」、第3条1項:「合衆国は、基地内において、それらの設定、使用、運営、防衛または管理のため必要なまたは適当な権利、権力および権能を有する」

 つまり、すべて米軍の思い通りに運用できるということで、そのことは、驚くべきことに改訂された現在の日米安全保障条約や日米地位協定でも基本的には同じ状態だということである。この屈辱的な条約調印は三浦陽一著「吉田茂とサンフランシスコ講和」には、次のようにある。

 「ダレスの補佐役だったアリソンはもし安保条約が署名されたら、日本側代表団の一人は帰国後暗殺されることは確実だと語っている。真に独立を求める心情が日本人にあるなら、安保条約はかんたんに認められるものでないことを、吉田もアメリカも知っていたのである」と。  








 


 



 


 


 


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