赤芝峡
23日(金)快晴。久しぶりのテニス。夜は原発デモ。私のブログにツイートした人の情報。NYタイムズ「日本の大新聞は権力者の側に立って国民を見下ろしている。こんな民主主義国家みたことない。RT英国BBC社員は政治記者会見に出されるコーヒーさえ飲まない。会食すれば役員でさえ退職。日本メデイアの意識は世界で最低レベル」だと。
全く恥ずかしい限りだ。アメリカに植民地扱いされて怒らない国民の民度も恥ずかしいではないか。前泊氏は「日米安保条約と地位協定」の具体的に何が問題なのかという章を設けてQ&Aで答えている。日本には沖縄だけではなく首都圏東京にも横田基地がある。
そればかりか隣の神奈川県に座間、厚木、横須賀という米軍基地がある。首都圏がこれほど外国軍によって占拠されているのは、おそらく世界で日本だけでしょうと前泊氏は言う。日本人はこのことに疑問を抱かないばかりか、米軍に守られ「安心」だと思っている?
赤芝峡

言われてみれば、「アメリカは日本の友人であり、日本に不利なことは絶対にしない」とか「アメリカが日本に不利なことをするなどという可能性を語るのはすべて陰謀論だ」と、原子力ムラならぬ安保ムラの一角を占めるメデイアが大きい役割を果たしている。
日本には沖縄と首都圏以外にも青森県の三沢基地、山口県の岩国基地、長崎県の佐世保基地があるけれども、それ以外の地域に住む人たちは、新潟も含め、地位協定を意識することはない。前泊氏は「一体日米地位協定の何が問題なのかは、殆どわからないと思う」と。
赤芝峡 まったくである。何が問題か。1.米兵たちは罪を犯してもほとんど裁かれることがない。2.日本の航空法で禁止されている市街地上空での超低空飛行訓練を行っている。3.日本の領土内であるにもかかわらず、米軍基地内は環境保護の規定もなく、汚し放題。
4.米兵でも当然払わなければならない税金や公共料金を払っていない。5.「思いやり予算」のように日米地位協定に決められていないことまで、「思いやり」という名で超法規的なお金が流れる。植民地でもないのに、今なお30の都道府県に米軍基地がある現実。
「驚くべきは、米兵の公務執行妨害や、文書偽造、脅迫、詐欺、恐喝、横領、盗品等の犯罪の起訴率はなんと「0%」つまり不起訴率100%。全く罪に問われていません。(08年法務省統計)これでも抗議しない日本人って何?それともまったく知らないということ?